
福島県いわき市の環境水族館アクアマリンふくしまで、開館20周年を記念した企画展「卵から育てる水族館」が11月3日(祝)まで開催中。
アクアマリンふくしまでは、世界で初めて累代飼育に成功したサンマを始め、これまでさまざまな魚を卵から育てることに挑戦してきた。その結果、日本で初めて繁殖に成功した飼育動物について表彰する「繁殖賞」を日本動物園水族館協会から何度も受賞している。
「卵から育てる水族館」は、同館が卵から育てることに成功し、「繁殖賞」を受賞した魚や、人工保育日数世界最長を記録した深海ザメのラブカなどの、飼育の取り組みについて紹介する企画展だ。サンマの仔魚やナメダンゴの稚魚、アマミイシモチなどの生体や、ラブカの成魚と胎仔、ヤエギスなどの標本が展示される。
このほか、「繁殖賞」受賞種を生体とともに書籍で紹介する「本棚水族館」や、タラバガニの甲羅の中に卵を産む魚や貝の中に卵を産む魚など、変わった繁殖をする魚について紹介する「いろいろな繁殖」などの展示が用意されている。
貴重な稚魚や標本が見られる「卵から育てる水族館」に出かけよう。
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