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【コロナ対策情報付き】 彦根城の楽しみ方徹底ガイド!琵琶湖を望む絶景スポットも紹介

  • 2020年9月26日
  • Walkerplus

彦根城の見どころからグルメ・お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やイベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

■彦根城ってどんなところ?滋賀が誇る国宝
最寄り駅のJR彦根駅の駅舎2階からも見える、滋賀が誇る彦根城。駅からまっすぐ歩いて約15分で、城の佐和口多聞櫓に到着するという利便性もいい。1952年(昭和27年)に国宝指定された名城であり、日本100名城、日本の歴史公園100選にも選定されている美城でもある。城内には国の重要文化財である櫓(やぐら)なども点在し、見どころがいっぱい。

城の周辺に植えられた約1100本の桜が咲きそろう4月上旬は、彦根城が1年でもっとも美しい時期。お堀端を埋め尽くすように桜が咲き誇り、夜にはライトアップも。国宝の天守を背景にした桜景色などビュースポットは多く、天守に登れば桜の向こうに琵琶湖を望む絶景も楽しむことができる。

■【基本情報】14代にわたり井伊家が城主を務めた彦根城の歴史
1600年(慶長5年)、関ヶ原の戦いで井伊直政の武功が認められ、佐和山城を賜る。その4年後、彦根城の築城が進められ、以来譜代大名として250年余り彦根城を居城とし、井伊家は徳川家に仕えた。1622年(元和8年)には表御殿なども完成し、城下町の整備も着々と行われた。

彦根城築城の目的の一つには、豊臣秀吉没後に豊臣秀頼が住む大阪城を見張るためともいわれる。後の大坂の陣で豊臣家が滅亡し、最前線基地の役割がなくなってから、一時は天守が物置になっていたとか。その後は徳川幕府の時代に入り、戦いもなく平和な時代が続いたが、明治維新まで軍事的な城郭として受け継がれてきた。

■【見どころ1】1607年(慶長12年)完成、彦根城は現存する国宝五天守の一つ
太鼓門櫓をくぐるとすぐ見えてくる三重3階の天守は、高さ約21メートルと規模は小さめだが、姫路城、松本城、犬山城、松江城と共に国宝に指定される国宝五天守のひとつ。彦根城は移築による建造物が多く、天守は大津城から移築。白壁と黒の腰板のコントラスト、さらに随所に金をあしらっており、華麗で豪壮なイメージ。三重の屋根は唐破風、切妻破風、入母屋破風などさまざまな破風(屋根の先端部分の装飾)を組み合わせており、その調和が美しい。

天守内の階段は急なので、注意しながら上り、天守の最上階へ。天守の窓からは彦根市街が手に取るように一望でき、歴代城主の気持ちになって眺めるのもいい。

■【見どころ2】日本の城郭で珍しい天秤櫓(てんびんやぐら)
彦根城には国宝のほか、国指定重要文化財の建物が5棟存在する。そのひとつ天秤櫓は通路をはさんで左右に櫓が立ち、2つの建物を廊下橋で結んでいる。左右対称の櫓は日本の城郭では珍しい造りで、その姿が天秤のようにも見える。非常時には中央の廊下橋を落として敵の侵入を防ぐ仕掛けだそう。

天守に一番近い太鼓門櫓は、本丸表口をかためる櫓門。城内合図のための太鼓を置いてあることからこの名が付いた。佐和口多聞櫓はJR彦根駅から歩くと最初に出合う門で、1769~1771年(明和6~8年)に再建されたもの。西の丸にある三重櫓や、藩主用の馬をつないでいた馬屋も見逃せない。

■【グルメ】歴代藩主が愛でた玄宮園で薄茶(抹茶)を味わおう
彦根城の北東、内堀に架かる黒門橋を渡ると、4代藩主井伊直興が1677年(延宝5年)に着手した「玄宮園(げんきゅうえん)」がある。大きな池泉を配した趣ある池泉回遊式庭園で、大小4つの島や9本の橋を架けるなど変化に富んだ造り。

庭園から目を上げれば彦根城が借景となり洒落た景観になっている。花菖蒲が咲き競う初夏の季節もおすすめ。

園内の築山に立つ風流な茶室鳳翔台(9時〜16時)では呈茶が楽しめる。薄茶(お菓子付き)税込500円。鳳翔台は、藩主が客人をもてなした茶室だったとのこと。客人になったつもりで大名庭園と城を眺めて一服味わおう。

また、彦根城のお堀のそばにある夢京橋キャッスルロードまで歩くと、蕎麦や近江牛のランチなどの食事が楽しめるほか、「クラブハリエ」でケーキなどスイーツを楽しめる。

■【お土産】ひこにゃんグッズが手に入る彦根城内 鐘の丸売店
城内には飲食店はなく、唯一あるのがお土産ショップ。天秤櫓の前にある彦根城内 鐘の丸売店(9時~16時30分)の人気商品は、もちろん「ひこにゃん」グッズの数々。トートバッグ(税込2000円)をはじめ、ぬいぐるみやTシャツ、手ぬぐい、タオルハンカチ、キーホルダー、お弁当箱、マグカップなど多彩なオリジナル限定アイテムもいっぱい。

戦国武将や城グッズなども取り揃えており、戦国武将家紋しおり(税込360円)、井伊直政や石田三成の戦将の符、甲冑ストラップ、家紋缶バッジ、鐘の丸売店が作る彦根城オリジナルの御城印帳(税込1100円~)など、店内にところ狭しと並んでいる。

■【イベント】人気キャラひこにゃんと出会える!時間帯は事前にチェック
彦根城に訪れたなら、ひこにゃんに会わずには帰れないだろう。ひこにゃんは、井伊家の2代当主を救ったという伝説の白猫と井伊軍団の赤備えの兜をイメージしたキャラクター。国宝・彦根城築城400年祭のキャンペーングッズで初登場したが、その愛らしい姿で一躍人気者に。「白くてぽっちゃりだから、私たちからはモチと呼ばれているんですよ」と担当者。ひこにゃんは毎日城内に出没。1日3回程度で、登場場所は天守前広場や博物館(冠木門)など。当日の登場場所については「ひこにゃん」公式サイトで発表しているので事前に確認を。

彦根城は、標高136メートルの彦根山(金亀山)の山頂に築かれた平山城であるため、多少の登り道になることを覚悟しておこう。国宝の天守をはじめ、国指定重要文化財には天秤櫓、太鼓門櫓、佐和口多聞櫓、西の丸三重櫓、馬屋があり、彦根城とともに国指定特別史跡になっている埋木舎(うもれぎのや)など、城内には往時の様子を伝える貴重な歴史遺産が多い。

■【アクセス・回り方・所要時間】JR彦根駅から徒歩圏内、見学の王道コースは約60分
JR彦根駅からはご城下巡回バスが運行しているが、徒歩だと約15分で佐和口多聞櫓に到着。このそばには馬屋があり、馬屋からすぐ表門橋を渡り天秤櫓門までは上り約6分。ここから太鼓門櫓へも上りで約3分。ここまでくれば天守はすぐ目の前だ。それぞれの櫓と天守をじっくり見学して約60分ほど。天守から黒門山道を下り黒門橋を渡ると玄宮園があり、散策と一服で約60分。合わせて2時間は見ておきたい。

また、井伊家のことをもっと深く知りたい人は、城内にある井伊家伝来の品を展示する彦根城博物館(500円、8時30分~17時、最終入館は16時30分)と、内堀を屋形船で遊覧する、彦根城お堀めぐり(乗船1300円、約45分)もおすすめだ(※すべて税込み)。

帰路は旧西郷屋敷長屋門から城外に出ると、江戸時代の町並みのような建物が並び、グルメ&ショッピングが楽しめる夢京橋キャッスルロードに。彦根城下の観光をたっぷり楽しめる。

■【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
・マスク着用と咳エチケットの励行をお願いします。スタッフもマスクを着用します。
・体調の優れない人や、新型コロナウイルス感染症に感染している人、および感染者と接触後14日間経過していない人の入場は遠慮ください。
・来場者同士1~2メートルほど距離をあけ、ソーシャルディスタンス確保への協力をお願いします。
・各建物施設入口(天守・天秤櫓・西の丸三重櫓・開国記念館)で検温を実施します。
・チケット・釣り銭はトレイで受け渡しします。
・各券売所・天守入口等に消毒液を用意しています。
・手すりなどの消毒を強化します。
・スタッフもこまめな手洗い・手指消毒を励行し、感染防止に努めます。
・天守への入場は30分ごとに入替え、一度に入場できる人数を40名程度に制限します。

取材・文=AVANCER

<施設情報>
住所:滋賀県彦根市金亀町1-1
アクセス:【電車】JR彦根駅西口から徒歩約15分、またはJR彦根駅からご城下巡回バスで約3分、彦根城下車し徒歩1分【車】名神高速道路彦根ICから約6分
営業時間:8:30~17:00
定休日:なし
駐車場:335台(1日1000円)
料金:入城一般800円、小・中学生200円(ともに玄宮園と共通)

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年8月時点の情報です。

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