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白い筋はエイジングケアに◎!みかんの栄養を逃さない食べ方

  • 2020年12月7日
  • つやプラ

冬を代表するフルーツのひとつ「みかん」。美肌作りに欠かせない「ビタミンC」が豊富なうえ、包丁いらずで皮を剥きさえすればすぐに食べられる手軽さも魅力ですよね。

そんなみかんですが、食べ方によっては美容と健康に嬉しい栄養素を捨てている場合もあります。

白い筋はエイジングケアに◎!みかんの栄養を逃さない食べ方

インナービューティー料理研究家の筆者が、みかんの栄養とその栄養を逃さない食べ方をご紹介します。

■みかんの白いすじや薄皮を取るのはNG

みかんの白い「すじ」やジューシーな果肉が入っている「薄皮」を、なんとなく取り除いて食べているという方もいらっしゃいますよね。

実は、このみかんのすじや薄皮には、美容と健康に欠かせない栄養素がギュッと詰まっています。

ペクチン

水溶性(水に溶けだしやすい性質)の食物繊維である「ペクチン」は、腸の働きをサポートするので腸内環境を整えたり、コレステロールの減少をサポートする働きが期待されています。

便秘が続くと肌荒れにもつながりますし、下腹ラインが膨らむことでスタイルに悩まされることもありますよね。美容と健康のためにも、みかんのペクチンを無駄なく摂りたい栄養素です。

ヘスペリジン

「ヘスペリジン」はポリフェノールの一種で、正常な血圧の維持や健康な毛細血管作りのサポートなど、アンチエイジングには欠かせない栄養素です。

中性脂肪を分解する働きも期待されているので、身体の健康を意識し始める大人女性には無駄なく摂取していただきたいです。

ビタミンP

「ビタミンP」は、みかんに豊富なビタミンCを身体に吸収させやすくする働きが期待されています。「コラーゲン」の生成やシミ対策など、ビタミンCの働きを最大限に活かすためにも合わせて取りたい栄養素です。

ヘスペリジン同様、毛細血管強化のサポートをする働きも期待されています。

■みかんを食べるNGタイミング

みかんはバナナなどに比べると糖質が少なめのフルーツですが、やはり空腹時に食べると血糖値が急上昇しがちです。

どうしても食べたい場合は、サラダ仕立てにして野菜と一緒に食べるなどの工夫をしましょう。みかんだけを空腹時に食べたいという場合は、繊維豊富なすじと薄皮を取り除かずに食べることがより大切です。

■みかんの手軽な食べ方

サラダ仕立てに

レタスやベビーリーフ、ケール、春菊などの葉野菜と一緒にサラダ仕立てにしてみかんを食べることがおすすめです。

抗酸化作用の高い「ビタミンE」が豊富なオリーブオイルをドレッシングがわりに回しかけ、「カルシウム」豊富なカッテージチーズをまぶすと、より栄養価UPを狙えます

ドリンクに

ミネラルウォーターに輪切りにしたみかんと、あればミントやローズマリーなどのフレッシュハーブを加えてしばらく置けば、美容に嬉しいデトックスウォーターが完成します。みかんに豊富な「ビタミンC」は水溶性のため、無駄なく飲み干せるドリンクなら安心ですね

ハーブのさわやかな香りと、みかんに豊富な「クエン酸」の働きで、リフレッシュ・疲労回復効果も期待できますよ。

■みかんの保管方法

みかんはいたみやすいため、積み上げたり重ねて並べることはさけましょう。

購入後は袋や箱から取り出し、冷暗所で重ならないように保管することがおすすめです。乾燥が気になる場合は、重ならないようにして新聞紙にくるみましょう。

なるべく早く食べ切ることが理想的ですが、一度に食べきれない場合はジャムやコンポートにしたり、まるごと冷凍保存することもおすすめです。

みかんの白いすじや薄皮には、腸活やアンチエイジング、美肌作りに嬉しい栄養素がギュッと詰まっています。捨ててしまうなんてもったいないですよ。よく噛んでみかんを無駄なく食べ、身体の内側からキレイを磨きたいですね!

(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)

 

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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店
※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部
※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店
※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ
※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ
※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店
※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ
※田中敬一・原田都夫・ 間苧谷徹/著(2016年)『科学的データでわかる 果物の新常識:ガン・心臓病・脳卒中・認知症を寄せつけない 知られざる果物の機能性』誠文堂新光社

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