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1か月予報 寒さいつまで? 年末年始は季節外れの暖かさ クリスマス・正月の天気は

  • 2023年12月21日
  • tenki.jp

気象庁はきょう21日、最新の1か月予報を発表しました。この先、日本付近は冬型の気圧配置が長続きせず、日本海側の雪は少ない予想です。来週以降、気温は高温傾向で、年末年始は季節外れの暖かさとなりそうです。

冬型の気圧配置続かず 日本海側の雪は少ない

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気象庁はきょう(21日)最新の1か月予報を発表しました。
それによりますと、この先、日本付近は冬型の気圧配置が平年より弱くなる見通しです。これは大陸のシベリア高気圧が平年より弱く、アリューシャン低気圧が日本の東で平年より弱いことが予想されるためです。
そのため、冬型の気圧配置が長続きせず、東日本の日本海側では平年よりも曇りや雪または雨の日が少ない予想で、降水量は平年並みか少ないでしょう。一方、沖縄・奄美は低気圧や前線の影響を受けやすく、降水量は平年並みか多い予想です。太平洋側の地域は平年と同様、晴れの日が多くなりそうです。

また、降雪量は北日本の日本海側、東日本の日本海側で平年より少ない予想です。ただ、一時的に強い寒気が入ると、大雪となる可能性もあるため、気象情報に注意するとともに、雪への備えは必要です。

来週は寒さ和らぐ 年末年始は「季節外れの暖かさ」

強い寒気は23日(土)ごろにかけて日本付近に居座る見込みで、全国的に厳しい寒さとなるでしょう。ただ、この寒気が抜けたあと、来週以降は、日本付近は寒気の影響を受けにくくなるため、向こう1か月の気温は全国的に高くなりそうです。特に、2週目(12月30日〜1月5日)は、北日本、東日本、西日本で平年より高く、沖縄・奄美で平年並みか高い予想です。
北海道から九州南部にかけては、広く「高温に関する早期天候情報」が発表されていて、28日(木)ごろからは平年よりかなり高い気温となる可能性があります。年末年始は季節外れの暖かさとなりそうです。

1月上旬から中旬ごろにかけても気温は高い傾向で、東日本と西日本、沖縄・奄美は平年より高いでしょう。北日本はほぼ平年並みの予想です。

クリスマス・正月の天気は

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この先、イベントが続き、お天気が気になる時期です。
24日(日)クリスマスイブは、冬型の気圧配置が緩み、関東沖と日本海には低気圧が発生する見込みです。日本海側では雲が広がりやすく、雪や雨の降る所があるでしょう。夜は北陸や東北の一部で雪が降り、ホワイトクリスマスとなりそうです。太平洋側は晴れる所が多いですが、関東の沿岸では雲が多くなるでしょう。
25日(月)は、西高東低の冬型の気圧配置となりそうです。北陸から山陰では雨が降り、北日本では日本海側を中心に雪となる所がありそうです。東日本や西日本の太平洋側はおおむね晴れるでしょう。
日中の最高気温は、24(日)、25日(月)とも北海道は0℃前後、東北と北陸は5〜8℃、関東から九州は10〜12℃くらいの所が多い見込みです。極端な寒さとはなりませんが、しっかりとした寒さ対策をして体調を崩さないようお気をつけください。

正月(1月1日〜3日)は、太平洋側は冬らしく、おおむね晴れる見込みです。元旦は初日の出を拝める所が多くなりそうです。
一方、日本海側は雲が広がりやすく雪や雨の降る日もありますが、冬型の気圧配置が弱いため、晴れる日もあるでしょう。1月1日は初日の出を見られるチャンスもありそうです。
日中は、西日本で最高気温が15℃以上の所もある予想で、正月らしくない季節外れの暖かさとなりそうです。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

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