きょう2日の東海地方は、西から高気圧に覆われ、大体晴れています。名古屋は、けさは爽やかな秋晴れで、最低気温は17.9℃になりました。名古屋で、最低気温が20℃を下回ったのは、6月23日以来、101日振りです。
きょうは、空気が乾燥するため、カラッとした暑さになるでしょう。岐阜県美濃地方には、乾燥注意報が発表されています。岐阜県の乾燥注意報は、6月19日以来、105日振りの発表です。空気の乾燥からも秋を感じるでしょう。
9月は残暑が厳しく、東海地方は暑さの記録を更新した所が多くなっています。名古屋の気温は、平年より高い日がほとんどでした。月平均気温27.3℃は、1890年の統計開始以降、9月のなかで最も高い気温になっています。過去最も暑い9月が終わりました。
名古屋の記録更新
2023年9月
・猛暑日の最晩 : 9月16日(最も遅い)
・月平均気温 : 27.3℃(過去最も高い)
2023年9月まで
・真夏日の日数 : 93日間(最も多い)
・猛暑日の日数 : 32日間(2番目に多い)
きょう2日、岐阜地方気象台はススキの開花を観測しました。昨年(10月4日)より2日早く、平年(9月20日)より12日遅い観測です。生物季節の歩みも、平年より遅くなっています。
今週は、秋らしく短い周期で天気が変わるでしょう。あす3日は、昼過ぎまで晴れますが、夕方以降は気圧の谷の影響で雲が広がり、夜には雨の降る所もある見込みです。あさって4日は、湿った空気の流れ込みが強く、所々で雨が降るでしょう。5日から7日は、移動性高気圧に覆われ、晴れる所が多い見込みです。秋の空気が流れ込み、気温はようやく平年並みに落ち着くでしょう。
高山の最低気温は、けさは11.9℃で、あす朝は10℃の予想です。この先、夜間穏やかに晴れる日は、放射冷却が強まり、山間部では一桁の冷え込みになる日もある見込みです。朝晩と日中の気温差は、10℃以上と大きくなります。その日の予想気温に合わせて、服装を選びましょう。
