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1日 西日本〜北日本 激しい雨・落雷・突風の恐れ 屋外のレジャーは天気急変に注意

  • 2023年10月1日
  • tenki.jp

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きょう10月1日(日)は、前線や低気圧の影響で、西日本から北日本にかけて大気の状態が非常に不安定になっています。九州から北海道では所々で雨雲が発達しており、このあとも急な激しい雨や落雷、突風の恐れ。屋外のレジャーなどは天気の急な変化に注意が必要です。

大気の状態が非常に不安定

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きょう10月1日(日)は、前線が西日本から東日本を南下しています。また、別の前線を伴った低気圧が日本海北部にあって北上しています。この低気圧からのびる前線があす2日(月)にかけて北日本を通過するでしょう。これらの低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいます。また、西日本と東日本の上空約6000メートルにはマイナス9℃以下、北日本の上空約5500メートルにはマイナス15℃以下の寒気が流れ込み、西日本から北日本では大気の非常に不安定な状態となっています。

屋外のレジャーなどは天気の急変に注意

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きょう10月1日(日)11時現在、九州から東北南部にかけて前線に伴う雨雲がかかっています。また、東北北部から北海道には別の寒冷前線に伴う雨雲がかかっており、秋田県や青森県を中心に発達した雨雲があります。11時現在も秋田県や青森県には竜巻注意情報が発表されており、SNSなどによると、漏斗雲が見られた地域もあるようです。

今夜にかけても九州から関東甲信はあちらこちらで雨や雷雨になり、局地的に激しい雨が降るでしょう。北陸から北海道も所々に雨雲や雷雲がかかりそうです。落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意してください。

晴れ間がでていても屋外のレジャーなどは天気の急な変化に注意が必要です。

雷雲が近づくサイン その時どうする?

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外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。

雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。

単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。

竜巻の発生しやすい気象状況

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竜巻が発生しやすい気象状況になると、気象庁は「竜巻注意情報」を発表して、注意を呼びかけます。また、「雷注意報」が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」とコメントする場合も、竜巻が発生しやすくなります。ただ、屋外にいる時など、「竜巻注意情報」や「雷注意報」の情報を得ることができない場合もあります。竜巻が発生するのは「発達した積乱雲の下」ですので、普段から、積乱雲が近づく前触れを覚えておきましょう。

①昼間なのに真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
②ゴロゴロという雷の音が聞こえたり、雷の光が見えたりする。
③ヒヤッとした冷たい風が吹く。

また、大粒の雨が降りだしたり、ひょうが降りだしたりします。ただ、竜巻の前に、これらの前触れが必ず発生するとは限りませんし、ハッキリしない場合もあります。少しでも異変を感じたら、早めの避難が必要です。

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