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10月にかけても異例の残暑 暑さの記録を更に更新か 季節は足踏み 1か月予報

  • 2023年9月21日
  • tenki.jp

気象庁はきょう21日、この先の1か月予報を発表。全国的に気温は平年より高い状態が続くでしょう。特に、10月上旬にかけては、全国的にかなり高くなる見込みです。運動会などスポーツイベントが増える時期ですが、引き続き、熱中症や食品の管理などに注意が必要です。

10月も異例の暑さ続く 10年に1度程度の高温か

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この夏(6月〜8月)は、過去に例のない記録的な暑さとなり、9月に入っても、異例の残暑が続いています。名古屋市などで、猛暑日(最高気温35℃以上)の最も遅い記録を更新、東京都心や仙台市などでは年間の真夏日(最高気温30℃以上)日数の最多記録を大きく更新中です。

気象庁がきょう21日発表した最新の1か月予報によりますと、10月にかけて全国的に気温は高く、特に10月上旬にかけては、北日本・東日本・西日本で、高い確率80%となっています。

また、気象庁はきょう21日、北海道から沖縄にかけての全国を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。これは、10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表される情報です。向こう2週間の気温は、5日間の平均で平年よりおおむね2℃以上高く、9月27日頃から平年に比べて「かなりの高温」となる日が多いでしょう。

今週末(23日、24日)は、秋雨前線が本州の南まで南下し、移動性高気圧に覆われるため、全国的にカラッとした秋晴れの所が多くなりますが、それも束の間です。来週中頃からは再び、夏の高気圧も盛り返し暑さがぶり返す見込みです。運動会などスポーツイベントが増える時期ですが、引き続き、熱中症に注意し、食中毒のないよう食品の管理にもご注意下さい。

10月も暑さの記録を続々と更新か

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10月上旬にかけて、まだまだ暑さの記録を更新するかもしれません。ちなみに、最高気温30℃以上の真夏日の最晩記録は、東京都心で10月12日、大阪市で10月17日となっています。

西日本や東日本を中心に、10月にかけても最高気温30℃以上の真夏日の日がありそうですが、朝晩は東京都心などでも20℃を下回り、羽織る物が欲しくなる季節です。また、北海道では、内陸を中心に一桁の気温となり、大雪山など標高の高い所では紅葉が見頃となってきます。紅葉が見頃の所は、朝晩は暖房が必要な寒さとなります。朝晩と日中の気温差が大きくなる時期ですので、重ね着など、服装でうまく調節しましょう。

追記:仙台市の真夏日最晩記録を訂正しました

秋雨前線の動きに注意 まだまだ台風シーズン 備えは万全に

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気象庁がきょう21日発表した1か月予報によりますと、降水量と日照時間は平年並みの予想です。秋雨の時期です。前線が停滞し、湿った空気が入ると、局地的に激しい雨が降ることがあります。また、10月にかけては、まだまだ台風がいつ接近してもおかしくない時期です。前線+台風は大雨のパターンです。日頃から側溝の掃除など、大雨対策は万全にしておきましょう。

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