きょう15日(金)は、関東地方は大気の状態が非常に不安定になっています。正午現在、関東南部でも雨雲が湧いてきました。このあとも局地的な非常に激しい雨や雷雨に注意が必要です。
きょう15日(金)の関東地方は、東北南部から北陸付近に延びる前線に向かって湿った空気が流れ込んでいます。また、日中の気温の上昇によって、大気の状態が非常に不安定になるでしょう。朝から関東北部では雨雲が発生していましたが、お昼少し前からは、関東南部(神奈川県中心)に活発な雨雲が湧いてきました。
このあとも、関東地方は所々で雨雲や雷雲が発生するでしょう。滝のような降り方の「非常に激しい雨」や傘をさしていても濡れるほどの「激しい雨」が降ることもありそうです。短い時間で道路が冠水するような大雨になることもあるでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
今、青空が広がっていても急に雨が降る恐れがあります。黒い雲が近づくやゴロゴロと雷の音が聞こえるなど、天気の急変の合図を見逃さずに、建物の中に避難するようにしてください。
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。
① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。
このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨の可能性がありますので、ご注意ください。
