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九州北部 降り始めから300ミリ超の大雨も 土砂災害に厳重警戒を

  • 2023年9月15日
  • tenki.jp

きょう15日の朝にかけて、九州北部では同じような場所で発達した雨雲がかかり続けています。長崎県平戸市では、降り始めからの降水量が300ミリを超える大雨に。福岡県や佐賀県、長崎県では土砂災害に厳重に警戒を。

降り始めから300ミリ超の大雨も

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秋雨前線の影響で、九州北部は今朝(15日)にかけて、同じような場所に発達した雨雲がかかり続けています。

1時間降水量は、長崎県松浦市では69.0ミリ(午前2時57分まで)、佐賀県唐津市で62.0ミリ(午前7時まで)の「非常に激しい雨」、福岡市の小呂島で43.0ミリ(午前2時41分まで)の「激しい雨」が降りました。

降り始めからきょう15日午前6時までの降水量(アメダスによる速報値)は、福岡市の小呂島で107.5ミリ(14日午後4時から)、佐賀県唐津市で161.0ミリ(13日午後3時から)の、大雨になっています。
長崎県平戸市は313.5ミリ(13日午後10時から)と、平年9月のひと月の約1.5倍に相当する雨が、わずか1日半程度で降ったことになります。

土砂災害に厳重に警戒を

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九州北部では、このあとも大気の不安定な状態が続くでしょう。雨が弱まったり、やんだりしても、局地的に「猛烈な雨」や「非常に激しい雨」が降るおそれがあります。

これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、土砂災害危険度分布で「紫」色のエリアでは、いつ土砂災害が発生してもおかしくない危険な状況です。急な斜面や崖などには近づかないでください。

【予想降水量】
1時間降水量(多い所) きょう15日
福岡県 50ミリ
佐賀県・長崎県 80ミリ

24時間降水量(多い所) あす16日午前6時まで
福岡県 120ミリ
佐賀県・長崎県 150ミリ

きょう15日の昼前にかけては、土砂災害に厳重に警戒してください。また低い土地の浸水や川の増水、氾濫に警戒が必要です。

土砂災害の前触れは

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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