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けさ九州で線状降水帯発生 秋雨前線南下 午後は東北で非常に激しい雨 土砂災害警戒

  • 2023年9月14日
  • tenki.jp

九州北部から北海道にかけての日本海側には秋雨前線に伴う帯状の雲がみられます。けさは九州北部で大雨となり、長崎県南部では一時「線状降水帯」が発生。大雨の降った九州北部では夕方にかけて土砂災害など注意を。前線が南下するため、午後は東北で非常に激しい雨の恐れも。

きょう14日朝は長崎県南部で一時「線状降水帯」が発生 危険な大雨に

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きょう14日は、東シナ海から千島近海にかけて秋雨前線がのびています。
南からは暖かく湿った空気が流れ込んで、前線付近で雨雲が発達しています。

九州北部から北海道にかけての日本海側には秋雨前線に伴う帯状の雲がみられ、局地的に雨が強まっています。
けさは九州北部で大雨となり、長崎県南部では一時「線状降水帯」が発生しました。線状降水帯が発生すると、同じ場所に活発な雨雲がかかり続けて、降水量が多くなる恐れがあり、大変危険です。
長崎県平戸市では午前4時41分までの1時間に78.5ミリ、長崎市長浦岳では午前5時54分までの1時間に71.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。(長崎市長浦岳では9月として1位の値を更新)

大雨の降った九州北部では、雨はいったん弱まっている所が多いものの、きょう14日夕方にかけて土砂災害などに注意をしてください。

東北北部で非常に激しい雨の恐れ 晴れる所も天気急変に注意

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きょう14日午後は、秋雨前線が東北地方を南下するでしょう。
北日本で大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
北海道では南部を中心に局地的に激しい雨が降り、東北北部では、夕方から夜にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

また、九州や中国、四国も夕方にかけて断続的に雨が降り、激しく降る所がある見込みです。
日が差している近畿から東北南部にかけても気温が上昇するとともに、積乱雲が発達しやすくなります。局地的な大雨となる恐れもあるため、空の変化に注意し、危険を感じたら早めに安全なところへ移動してください。

東北北部で大雨警戒 夕方から非常に激しい雨

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<雨と雷の予想>
東北北部では、きょう14日夕方から夜遅くにかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。

14日に予想される1時間降水量(多い所)
東北北部 50ミリ

14日12時から15日12時までに予想される24時間降水量(多い所)
東北北部 120ミリ

非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上〜80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。
状況を見て、安全な行動をとるようにしてください。

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