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九州〜東海 所々に雨雲や雷雲 午後も雷雨や非常に激しい雨 道路の冠水に注意

  • 2023年9月10日
  • tenki.jp

きょう10日は、暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっています。九州から東海では所々に雨雲や雷雲がかかっています。このあともあちらこちらで雨や雷雨になり、局地的に「非常に激しい雨」や「激しい雨」が降るでしょう。

九州〜東海 所々に雨雲や雷雲

きょう10日は、高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が西日本から北日本付近に流れ込んでいます。また、西日本の上空には寒気が入り、大気の状態が非常に不安定になっています。

九州から東海には所々に雨雲や雷雲がかかり、発雷も発生しています。1時間に高知県足摺岬では64.5ミリ(9時40分まで)の非常に激しい雨が降りました。また、高知県室戸岬で37.0ミリ(9時21分まで)、三重県南伊勢町で30.5ミリ(11時10分まで)の激しい雨を観測しました。

午後も雷雨や非常に激しい雨に注意

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13時現在、西日本の南の海上には雨雲や雷雲が発達しており、このあとも九州から東海に次々と流れ込んでくるでしょう。九州から東海はあちらこちらで雨や雷雨で、局地的には雷を伴って「非常に激しい雨」や「激しい雨」が降りそうです。アンダーパスなど低い道路の冠水に注意が必要です。落雷、竜巻などの激しい突風にも注意してください。

関東甲信から東北でも内陸部を中心に、にわか雨や雷雨の所があるでしょう。天気の急な変化にお気をつけください。

非常に激しい雨とは?

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非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上〜80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。

なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。

ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。

冠水道路は危険 車での走行は避けて

大雨により冠水した道路は危険です。冠水した道路の水位は見た目には判断できません。まだ、たいしたことはないと思っても、危険な深さになっている場合があります。

浸水による車への影響は、車の形や設計により異なりますが、一般的にタイヤの高さの半分を超える深さの水の中を走行すると、エンジンや電気系統に異常が生じ、走行不能となるおそれがあります。タイヤが完全に水没すると、車体が浮いて移動が困難になります。さらに、水深がドアの下にかかると、車外の水圧により内側からドアを開けることが困難となり、ドアの高さの半分を超えると、内側からほぼ開けられなくなります。水深がもっと深くなったり、流れが速くなったりすると、車ごと流される場合もあります。

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