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北海道 道東で激しい雨のおそれ 土砂災害などに注意を

  • 2023年9月9日
  • tenki.jp

低気圧の接近や暖かく湿った気流の影響により、北海道の太平洋側では東部を中心に明日にかけて大雨による土砂災害や低い土地への浸水などに十分な注意して下さい。今後の雨の見通しや注意点を解説します。

【あす未明にかけて激しい雨の恐れ】

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北海道付近には、日本の東に中心を持つ高気圧や日本海の低気圧、また、昨日(8日)夜に東海道沖で熱帯低気圧に変わった旧台風第13号などから持ち込まれる暖かく湿った気流の影響で大気の状態が不安定となっています。今日(9日)午後は、太平洋側で広く雨となり、特に日高地方から東の地域では雷を伴い、多い所で1時間に40mmと激しい雨に見舞われる恐れがあります。

予想される雨の量は、明日6時までの多い所で80mmに達する見込みです。大雨による土砂災害や低い土地への浸水、河川の増水に十分注意して下さい。

その他の地域では日中は晴れ間や日ざしがありますが、札幌圏など道央では夕方以降、雨の降る所がありそうです。外出の際には傘などの雨具があると安心です。

【土砂災害の危険性が高まる 必要に応じて早めの避難を】

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道内では、先日4日〜5日にかけても太平洋側を中心の大雨となり、札幌近郊の支笏湖周辺や釧路地方では2日間の総雨量が100mmを超えた地点もありました。前回の降雨から今日で4日ほど経過していますが、土砂災害は雨が降りやんだ後や雨が全く降っていない状況でも発生することがあります。今日から明日の降雨も前回大雨となった道東が中心をなりそうですので、土砂災害には十分注意して下さい。

特に山の斜面の近くにお住まいの方は、雨が降っていないときでも、これまで見たことの無い斜面のひび割れや異様な音、濁った水が湧き出すなどの現象が見られた際には注意が必要です。その状況で雨が降ると災害の危険が更に高まります。必要に応じて早めの避難をするなど、万一に備えた行動を心がけるようにしましょう。

避難などをした際、結果的に災害が起きなくても、「災害がなくてよかったね」と思えるような心の余裕を持てるようにしたいですね。

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