きょう1日、九州は前線や湿った空気の影響で、大気の状態が不安定です。長崎県は夕方にかけて局地的に非常に激しい雨が降るでしょう。土砂災害に警戒して下さい。また、来週4日(月)頃は、台風12号から変わる熱帯低気圧が九州へ近づき、九州南部を中心に大雨になるおそれがあります。最新の気象情報にご注意下さい。
きょう1日は、前線が日本海から対馬海峡付近にかけてのび、九州付近は前線に向かって高温多湿な空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっています。
九州の西海上から対馬海峡付近には活発な雨雲が広がっています。長崎県対馬市鰐浦では、きのう31日の降り始めからの雨量が200ミリを超えて、大雨になっています。
長崎県五島地方や壱岐・対馬地方は夕方にかけて雷を伴い非常に激しい雨が降る所があります。土砂災害に警戒して下さい。また、発達した積乱雲の下では、落雷や竜巻などの突風にもご注意下さい。
九州の沿岸海上は、全般に南よりの風がやや強く、うねりを伴い波が高い所が多いでしょう。
現在、南の海上には3個の台風があります。
台風9号は南シナ海を西進しており、さらに西よりに進み、九州への影響はありません。
強い台風11号は、沖縄の南海上を西よりに進んでおり、あす2日から3日(日)に先島諸島に接近し、その後、大陸方面へ進む見込みです。この影響で、九州の沿岸海上はしばらくうねりを伴う高波が続きますので、海のレジャーなどは注意が必要です。
また、台風12号は南鳥島近海を北西に進んでいます。この後、さらに北西へ進みますが、あまり発達することなく、来週4日(月)に本州の南の海上で熱帯低気圧に変わる見込みです。ただ、来週初めはこの熱帯低気圧が九州へ近づくため、4日(月)頃は九州南部を中心に大雨のおそれがあります。雨の降り方にご注意下さい。
週末、九州は日差しが増えて、厳しい残暑になる見込みです。熱中症に警戒して下さい。
来週初めは台風12号から変わる熱帯低気圧の接近で、雨が降りやすく、九州南部を中心に大雨になるおそれがあります。その後も、九州付近は湿った空気の影響を受けやすく、大気の状態が不安定で、雨が降る日が多くなるでしょう。
来週、九州付近は太平洋高気圧の勢力が弱まり、台風などの熱帯擾乱が近づきやすい気圧配置です。不安定な天気が多くなりますので、こまめに最新の気象情報をご確認下さい。
