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東海地方 夏休み最後の週末も大気不安定 厳しい残暑が続く 2つの台風の影響は?

  • 2023年8月25日
  • tenki.jp

夏休み最後の週末は、きょう25日よりも大気の状態が不安定となるでしょう。厳しい残暑と天気の急変に気をつけながら、安全にお過ごしください。

引き続き土砂災害に注意

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きょう25日16時現在の東海地方は、ごく一部で雨雲が見られますが、雲が多いながらも広い範囲で日差しが出ています。ただ、きょう25日明け方頃まで活発な雨雲がかかっていた地域では、大雨により地盤が緩くなっています。土砂災害の危険度分布では、三重県いなべ市などで警戒エリアの「赤色」となっています。

土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

岐阜県美濃地方や三重県では、引き続き土砂災害に注意してください。

夏休み最後の週末の天気は?

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この土日も、東海地方には、南から東寄りの湿った空気が流れ込みやすい状態が続く見込みです。また、上空に寒気が流れ込むため、きょう25日よりも大気の不安定度は増し、積乱雲が発達しやすいでしょう。山地だけでなく名古屋市など平地でも、午後を中心にあちらこちらで雨や雷雨の可能性があります。晴れ間が出ていても、変わりやすい天気に注意してください。

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の前兆

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ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。
① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。

このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨の可能性がありますので、ご注意ください。

2つの台風の進路・東海地方への影響は?

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台風9号はフィリピンの東でほとんど停滞しています。今後、非常に強い勢力になり、30日(水)頃に台湾方面に進む可能性が高いでしょう。一方、台風10号は動きが速く、27日(日)から28日(月)頃、日本の東の海上を北上する予想です。いずれも、東海地方にほとんど影響はない見込みです。
この二つの台風以外に、日本のはるか南の海上には、まとまりつつある発達した白い雲域が見られます。今後台風になる可能性もあります。東海地方の台風の平年の接近数は、8月が0.8個、9月が1.2個、10月が0.7個となっています。台風シーズンが続きますので、台風への備えは日頃から万全にしておきましょう。

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