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大分県と宮崎県 「線状降水帯」発生中 相次ぐ「線状降水帯」の発生 災害に厳重警戒

  • 2023年8月10日
  • tenki.jp

10日、大分県や宮崎県では、線状降水帯による非常に激しい雨が続いています。昨夜から九州や四国では線状降水帯が相次いで発生しています。このあとも引き続き、土砂災害、河川の氾濫に厳重に警戒してください。

大分県と宮崎県で「線状降水帯」発生中

10日午前1時40分ごろに、大分県と宮崎県に「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。台風6号の影響で、昨夜から九州や四国では線状降水帯が相次いで発生しています。このあとも線状降水帯が発生し、激しい雨や猛烈な雨が降る恐れもあります。土砂災害や河川の氾濫、低い土地への浸水などに厳重に警戒してください。

*追記:午前2時10分ごろに、愛媛県でも線状降水帯が発生し、命の危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっています。

線状降水帯発生時にとるべき行動とは

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線状降水帯が発生している場合は、すでに土砂災害や洪水による災害発生の危険度が、急激に高まっている状態です。

自治体からの避難に関する情報を確認のうえ、早めの安全確保を心がけましょう。すでに避難することが危険な場合、家の中の、崖や川から離れたできるだけ高い所で身を守るようにしてください。(ただし、土石流が想定される箇所においては、危険な区域の外へ退避する、もしくは堅牢な建物の高層階に避難することが基本です。)

線状降水帯のしくみ

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線状降水帯が発生するしくみ(メカニズム)の代表的なものに「バックビルディング現象」があります。これは、風上で次々と発生した雨雲が、発達しながら風に乗って同じような場所に流れ込み、線状の強雨域が形成されるものです。
※発生メカニズムに未解明な点も多く、全ての線状降水帯が同じようなメカニズムになるとは限りません。

線状降水帯が発生すると、同じような場所で顕著な大雨が続くことから、甚大な災害が発生する恐れがあります。線状降水帯による大雨に対して、2つのことに気をつける必要があります。

1つめは、線状降水帯は、数時間にわたって猛烈な雨が降り続くため、雨が弱まってから避難しようと思っても、避難のタイミングを逃す恐れがあります。「まだ大丈夫」と油断しないで、雨がひどくなる前、できれば外が明るいうちに、安全な所へ避難してください。あまりにも雨が強くて、避難場所へ行くのが、かえって危険な場合は、家の中の上の階にとどまったり、斜面から離れた部屋に移ったりするのも、選択肢の一つです。

2つめは、現在では、線状降水帯の発生する時間や場所を、正確に予測するのは難しいということです。いざ線状降水帯が発生した時には、すでに危険が迫っています。そんな中、避難にむけて、適切な判断をするには、できるだけ情報を収集することが大切です。スマートフォンが見られる状況であれば、雨雲レーダーなどを確認して、避難してください。

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