今週の中国地方は、台風6号の影響で山口県や広島県で大雨の恐れがあり、山陰ではフェーン現象で体温超えの危険な暑さとなる見込みです。
台風6号は、今日7日(月)15時現在、奄美付近をゆっくり北寄りに進んでいます。このあと9日(水)から10日(木)は九州の西の海上を北寄りに進む見込みです。
台風が予報円の東側を通る場合、9日(水)から10日(木)は、山口県は風速25m/s以上の暴風域に入る可能性があります。また中国地方は風速15m/s以上の強風域に入る可能性があります。
8日(火)から10日(木)も台風周辺の湿った空気が流れ込むため
山陽を中心に雲が広がり、雨や雷雨になる所がある見込みです。
特に、9日(水)から10日(木)は、豊後水道を通って湿った空気が流れ込みやすい山口県や広島県西部は大雨になる恐れがあります。山口県では大荒れの天気となるでしょう。海上ではうねりを伴った大しけとなり、高潮の恐れがあります。
最高気温は35℃前後で経過し、特に山陰では体温超えの暑さになる所が多く、40℃近くになる日もある見込みです。台風の北上に伴って南寄りの風が強まるため、フェーン現象で山陰ほど気温が上がりやすいでしょう。
最低気温は25℃以上になる所が多く、30℃近い日もある見込みです。
台風が接近する前までに、窓や雨戸の補強をしておいてください。
側溝に枯葉やゴミが溜まっていると、雨水がうまく流れず、溢れ出す可能性があります。取り除いておいてください。
家の周りやベランダなどにある飛ばされそうなものは、しっかりと固定するか、室内にしまいましょう。
浸水に備えて、土のうなどを用意しておいてください。
また、停電や断水に備えて、懐中電灯や携帯電話用充電器、携帯ラジオ、非常用食料、飲料水など備えておいてください。公共交通機関の運行情報などを、前もって確認しておく必要があります。
台風は急激に雨や風が強まるため、いざという時に避難したくても身動きが取れなくなります。前もって備えておくこと、危険な場所から避難しておくことが大切です。
