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猛暑止まらず この先1週間も40℃に迫る災害級の暑さ続く 各地で暑さの記録更新へ

  • 2023年7月29日
  • tenki.jp

きょう29日(土)も40℃に迫る災害級の暑さが続き、最高気温35℃以上の猛暑日地点は4日連続で200地点超え。東京都心は6日連続の猛暑日となり、今月は猛暑日11回目に。この先1週間も、猛暑の出口は見えず、各地で暑さの記録を更新する見込みです。連日の暑さで疲れがたまり、熱中症のリスクが高まります。熱中症に一層の警戒が必要です。

4日連続で猛暑日200地点超え 北日本も暑かった

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きょう29日(土)も、日本付近は晴れて、最高気温40℃に迫る災害級の暑さが続きました。北海道や東北など、北日本でも最高気温35℃以上の猛暑日が続出。全国のアメダス900地点あまりの内、216地点で猛暑日となり、これで4日連続で猛暑日が200地点を超えました。また、30℃以上の真夏日は847地点(9割以上)と、2012年以降では最多となりました(南鳥島を除く)。

きょう29日(土)、全国で一番気温が上がったのは、群馬県伊勢崎市で38.6℃、続いて埼玉県鳩山町と埼玉県寄居町で38.5℃など、関東の内陸を中心に気温が上がりました。

北日本でも気温が上がり、札幌市は34.4℃と、今年一番の暑さ。仙台市は35.1℃と、今月3回目の猛暑日となり、7月の猛暑日最多記録を更新しました(これまでは2001年の2回が最多)。

東京都心は35.7℃と、6日連続の猛暑日となり、猛暑日連続記録が過去3位に(1位は9日連続、2位は8日連続)。また、今月11回目の猛暑日となり、7月としての猛暑日日数の最多記録を更新中です。

その他、名古屋市では5日連続の猛暑日、京都市では9日連続の猛暑日となりました(29日16時まで)。

暑さの記録更新へ

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この先、少なくとも1週間は40℃に迫る災害級の暑さが続く見込みです。

東京都心は、この先1週間も最高気温35℃以上が続き、これまでの猛暑日連続日数記録9日を、更新する予想です。また、年間の猛暑日日数は、1位が16日(2022年)、2位が13日(1995年、2010年)、3位が12日(2013年、2018年、2019年、2020年)ですが、これらの記録もこの先1週間で塗り替える可能性が高いです。

また、仙台市も最高気温35℃前後が続く予想です。
仙台市の猛暑日日数(年間)の最多は、2015年と2022年の5日ですが、この先31日まで猛暑日が続くとタイ記録に、その先も猛暑日が予想されているため、これまでの記録を大きく上回る可能性があります。また、猛暑日連続日数(年間)の最長記録は、2015年8月4日〜8月7日にかけての4日連続ですが、こちらも更新する可能性があります。

その他の各地も、この先1週間は暑さの記録を続々と更新する見込みです。連日、災害級の暑さで疲れがたまり、熱中症リスクが高まっています。夜も気温が高いため、昼夜問わず、熱中症に警戒が必要。「休息・冷却・水分補給」をこまめに行いましょう。

熱中症の応急処置のポイント

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熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

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