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長丁場の危険な暑さ あす28日も40℃に迫る所も 午後は非常に激しい雨や雷雨注意

  • 2023年7月27日
  • tenki.jp

あす28日も強い日差しで気温が上昇。日中は猛烈な暑さがおさまらず、40℃に迫る暑さの所も。命に関わる危険な暑さが続くため、暑い時間帯の外出はできるだけ控えてください。午後は急に雨雲が発達し、大雨をもたらす恐れも。天気の急変にも注意してください。

きょう27日 大阪府枚方市で39.8℃ 今年全国最高を更新

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きょう27日は、各地で猛烈な暑さとなり、午後3時までの全国の猛暑日地点数は250地点以上で、今年最多となりました。
大阪府枚方市では39.8℃を観測し、全国で今年最も高い最高気温を更新しました。

この3日間の全国の最高気温を見ると、きのう26日は埼玉県鳩山町で39.7℃、25日は群馬県伊勢崎市で39.5℃を観測し、きょうで3日連続40℃に迫る暑さを観測していて、災害級の危険な暑さが長く続いています。

東京都心は36.9℃まで上がり、今月9回目の猛暑日となり、7月の猛暑日最多日数を更新中です。(過去の7月の猛暑日、最多日数は2001年の7日)

長丁場の猛暑に厳重警戒を 外出は控えて

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この猛烈な暑さは、来週にかけても、広い範囲で続く見込みです。
九州から東北の広い範囲で35℃を上回り、内陸部ではきょう27日に続き、体温を大幅に上回る暑さになる所もあるでしょう。

気象庁はきょう27日、北海道から九州にかけての広い範囲に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
これは、10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表される情報です。

来週中頃にあたる8月2日頃からは、全国の広い範囲で平年に比べて「かなり高温」となる見込みで、8月スタートから、危険な暑さとなる可能性が高くなっています。
まだまだ危険な暑さに終わりが見えず、長引く見通しです。
日中の屋外での活動はできる限り控えるなど、熱中症に厳重に警戒してお過ごしください。

あす28日も 午後は天気急変 局地的な大雨に注意

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きょう27日は、九州から東北にかけての内陸部を中心にあちらこちらで雨雲が急発達し、発雷を観測している所もあります。
福岡県の八女市黒木町では午後3時1分までの1時間に65.5ミリ、熊本市で午後5時35分までの1時間に52.5ミリの非常に激しい雨が降ったほか、近畿から甲信にかけて、所々で激しい雨を観測しました。夜遅くにかけて天気の急変にご注意ください。

また、あす28日も気温が上がる午後は、大気の状態が再び非常に不安定となるでしょう。
九州から関東甲信を中心に、あちらこちらで非常に激しい雨や雷雨となる恐れがあります。風が弱いため、発達した雨雲がとどまりやすく、急に大雨をもたらすこともあるでしょう。落雷、突風、ひょうなどにも十分注意をしてください。

夏休みで屋外のレジャーを楽しむ機会も多くなりますが、しばらく山沿い中心に天気が急変しやすい状況です。
川遊びなどは、自分がいる場所で雨が降っていなくても、上流で大雨が降ると急に水かさが増して流れが早くなり、危険な状況になりかねません。
いざという時にすぐに避難ができるように、遊ぶ前に避難場所を確認して、危険を感じたら早めに安全なところに避難してください。

南の海上で台風6号発生か 来週初めに沖縄に近づく恐れも

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そして、本格的に台風シーズンに入ってきました。

大型で強い台風5号は、南シナ海から中国大陸に進み、29日には熱帯低気圧に変わるでしょう。
沖縄付近ではあす28日にかけても高波に注意し、急にザっと強まる雨にもご注意ください。

台風5号とは別に、フィリピンの東には熱帯低気圧があり、今後台風6号が発生する見込みです。
7月31⽇から8⽉1⽇頃には、沖縄や奄美付近に近づく恐れがあり、高波や⼤⾬、⾼潮など影響が出てくるでしょう。今後の動向に注意が必要です。

また、台風から離れた⻄⽇本から東⽇本の太平洋側でも波が高くなる恐れがあるため、海のレジャーは十分ご注意ください。

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