サイト内
ウェブ

北陸 19〜20日は警報級大雨のおそれ 熱帯由来の強い暖湿気も影響 梅雨明けは?

  • 2023年7月17日
  • tenki.jp

19日(水)〜20日(木)は、前線が北陸地方を南下するでしょう。熱帯由来の暖湿気が流れ込む影響で、前線の活動が活発となり、警報級の大雨となるおそれがあります。24時間雨量で100ミリを超える所もある見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、太平洋高気圧の勢力が安定せず、この先も不安定な天気が続く可能性があります。

太平洋高気圧の縁をまわって熱帯由来の強い暖湿気が北上 19日頃から前線の活動活発化に寄与?

画像A

17日(月・祝)は、太平洋高気圧に覆われて、北陸地方でも梅雨明けを思わせる夏空が広がりました。しかし、18日(火)以降は、次第に太平洋高気圧の勢力が弱まり、前線が日本海を南下してくるでしょう。

一方、フィリピンの東から東シナ海を発達した雲が北上しています。これは、熱帯低気圧や台風になる前の段階の雲の塊となり、強い暖湿気によって雲が発達しています。昨日から、雲域としてはまとまりがなくなってきているため、台風や熱帯低気圧にまで発達することはなさそうです。
この雲は太平洋高気圧の縁に沿って北上し、19日(水)頃には、日本海を南下する前線に向かって流れ込むでしょう。前線の活動が活発となって、局地的に雨雲が発達する恐れがあります。

19日(水)〜20日(木)は前線が南下 再び大雨のおそれ 土砂災害や低い土地の浸水などに注意・警戒を

画像B

19日(水)〜20日(木)にかけて、前線が北陸地方を南下するでしょう。前線に向かって熱帯由来の強い暖湿気が流れ込むため、前線の活動が活発となるでしょう。

局地的に雨雲が発達する恐れがあり、警報級の大雨となるおそれがあります。24時間雨量は100ミリを超える所があり、特に富山県の山間部では150ミリを超える所もあるでしょう。先日の線状降水帯による記録的な大雨の影響で、地盤が緩んでいる所もありますので、土砂災害に警戒が必要です。

また、短時間強雨による低い土地の浸水や河川や用水路の増水にも注意・警戒が必要です。なお、雨のピークの時間帯はまだ幅がありますので、最新の情報に注意してください。

太平洋高気圧の動向 梅雨明けは?

画像C

20日(水)頃にかけて、太平洋高気圧の勢力が後退して、梅雨前線は本州の南岸まで下がるでしょう。一方、21日頃には、日本海で上空の高気圧が強まり、太平洋高気圧と一体化することで、一時的に前線が不明瞭となるでしょう。22日(土)頃まで晴れ間が戻りそうですが、23日以降は再び太平洋高気圧が南へ後退する予想で、不安定な天気となるでしょう。

このため、梅雨明けに関して21日(金)頃に一つのタイミングがありそうですが、まだ判断に難しい状況となっています。

ただ、今年はエルニーニョ現象が発生している影響などで、梅雨明けの発表があってもなくても、晴天は長続きせず、たびたび大雨に見舞われるリスクがありそうです。

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
tenki.jp