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東京都心 ハイペースで気温上昇中 過去20年で5回の危険な暑さ すでに猛暑日

  • 2023年7月17日
  • tenki.jp

17日(月曜・海の日)の東京都心は、朝からハイペースで気温上昇中。7月に午前7時に気温が30℃以上を観測したのは、過去20年で5回だけです。午前10時半前には、最高気温35℃以上の猛暑日になりました。午後は、更に気温が上昇し、体温超えの暑さが予想されます。夜も気温が高いままで、危険な暑さが長引くおそれがあり、熱中症に警戒が必要です。

東京都心 午前7時の気温が30℃以上 過去20年で5回

17日(月曜・海の日)の東京都心は、朝でも気温があまり下がりませんでした。最低気温は、4時38分に観測した26.9℃でした。

そして、朝から良く晴れていることで、ハイペースで気温が上昇しています。

午前7時の気温は30.3℃を観測。「東京都心で、7月に午前7時の気温が30℃以上となった」のは、最近20年(2004-2023年)ではきょうが5回目です。

過去を振り返ると、「東京都心で7月に午前7時の気温が30℃以上となった」のは、2004年7月21日、2018年7月22日、23日、2022年7月1日、2023年7月17日で、記録的な暑さの日が多くなりました。

・2004年7月21日→甲府市で最高気温40.4℃、東京都心は最高気温38.1℃(前日は39.5℃)
・2018年7月22日→岐阜県郡上市八幡で最高気温39.8℃、東京都心は最高気温35.6℃
・2018年7月23日→埼玉県熊谷市で最高気温国内歴代1位タイ41.1℃、東京都心は最高気温39.0℃
・2022年7月 1日→群馬県桐生市で最高気温40.4℃(全国計6地点で40℃以上)、東京都心は最高気温37.0℃

すでに「猛暑日」 予想最高気温は37℃ 夜間も気温が高いまま

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さらに、強い日差しが気温を押し上げ、東京都心の最高気温は、10時半前に35℃以上と「猛暑日」になりました。

東京都心では、昨日16日(日曜)も「猛暑日」となり、最高気温は35.3℃を観測しましたが、それよりも気温がグングン上がっているので、午後は、一段と危険な暑さになりそうです。最高気温は37℃と、体温を超えるほどの暑さになるでしょう。

東京には「熱中症警戒アラート」も発表されています。できる限りの熱中症対策を心がけてください。

さらに「夜になっても、気温があまり下がらない」というのもポイントです。東京都心の予想気温をグラフで見ますと、午後9時でも30℃くらいあり、「30℃以上の時間」が「半日以上も長引く」予想です。

お休みになる時間帯も、かなり寝苦しいので、夜間の熱中症にも、十分お気をつけください。

あると便利 熱中症対策グッズ

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熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。

① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。

② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。

③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。

④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。

熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。

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