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北陸〜中国地方 記録的な大雨 24時間雨量200ミリ超も 土砂災害に厳重に警戒

  • 2023年7月13日
  • tenki.jp

きょう13日(木)も、北陸から中国地方に活発な雨雲がかかり、福井県や富山県、鳥取県では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨を所々で観測しています。午前8時までの24時間雨量は富山市で193.5ミリと観測史上1位の値を更新するなど、記録的な大雨となっています。

北陸〜中国地方で記録的な大雨

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昨夜、梅雨前線に伴う活発な雨雲がかかり、石川県や富山県で線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。

きょう13日も梅雨前線は東日本付近に停滞し、北陸から中国地方付近に活発な雨雲がかかっています。1時間雨量は鳥取県鳥取市青谷で72.0ミリ(7時11分まで)、福井県福井市越廼で69.0ミリ(4時54分まで)、福井県坂井市三国で66.0ミリ(1時19分まで)、富山県富山市大山で64.5ミリ(0時54分まで)の非常に激しい雨が降り、観測史上1位の値を更新しました。

午前8時までの24時間雨量は富山県上市町の東種や石川県かほく市、富山空港で200ミリ以上となりました。また、富山市では24時間雨量は193.5ミリ、富山県礪波市で176.0ミリと観測史上1位の値を更新しました。

土砂災害に厳重警戒

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きょう13日(木)は、このあとも、梅雨前線は北陸地方に停滞し、14日(金)には北上して北日本に停滞する見込みです。

中国地方ではきょう13日(木)夕方にかけて、北陸地方では14日(金)の昼前にかけて雷を伴った激しい雨が降り、さらに雨量が多くなる恐れがあります。北陸地方ではその後、15日(土)にかけても前線や暖かく湿った空気の影響で警報級の大雨が続く恐れがあります。

北陸から中国地方では、これまでの大雨で地盤が緩み、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まる恐れがあります。また、増水している河川もあります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。危険な場所には近づかないようにしましょう。

15日(土)頃は東北でも災害級の大雨の恐れ

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15日(土)頃は梅雨前線は北日本に停滞し、前線上を低気圧が進むでしょう。東北の日本海側を中心に活発な雨雲がかかり、災害級の大雨となる恐れがあります。16日(日)午前6時までの72時間雨量が300ミリを超すような大雨が予想されている地域があります。大雨災害に警戒が必要です。最新の気象情報にご注意ください。

土砂災害の前触れは

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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