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中国地方で24時間雨量200ミリ超も 平年7月ひと月の約9割 11日まで大雨警戒

  • 2023年7月9日
  • tenki.jp

きょう9日にかけても活動が活発な梅雨前線の影響で、九州北部から中国地方を中心に発達した雨雲がかかっています。中国地方では24時間雨量が200ミリ以上となった所があります。

24時間雨量200ミリ超

きょう9日は、梅雨前線が山陰沖から東北地方にのびています。前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、前線の活動が活発な状態が続いています。

きょう9日にかけても九州北部から中国地方を中心に断続的に活発な雨雲がかかり、雨量が多くなっています。24時間雨量の最大値は島根県松江市鹿島で208.0ミリ(00時10分まで)と平年の7月ひと月の雨量の約9割に達する雨が降りました。また、大分県日田市の椿ヶ鼻で185.0ミリ(15時20分まで)、佐賀県鳥栖市で183.0ミリ(15時40分まで)、山口県下関市で180.5ミリ(14時00分まで)と大雨となっています。

11(火)にかけて大雨警戒

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梅雨前線は、11日(火)にかけても日本海から本州付近に停滞する見込みです。九州北部から北陸を中心に断続的に非常に激しい雨や激しい雨が降り、さらに雨量が増えるでしょう。いったん雨が小康状態になっても、再び活発な雨雲がかかり、大雨が長引く恐れがあります。

これまでの大雨で土砂災害の危険度が高まっている所があります。土砂災害に厳重に警戒してください。危険な斜面には近づかないようにしましょう。低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要です。

土砂災害の前触れは

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台風が接近すると、大雨の恐れがありますが、大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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