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九州南部は4日午前中まで線状降水帯発生の可能性 5日は九州北部でも再び大雨の恐れ

  • 2023年7月4日
  • tenki.jp

活動が活発な梅雨前線の影響で、九州南部では、きょう4日(火)の午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。あす5日(水)は九州北部でも雷を伴った非常に激しい雨が降り、再び大雨となる恐れがあります。大雨災害に厳重な警戒が必要です。

大気の非常に不安定な状態が続く

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きょう4日(火)、梅雨前線が九州南部を通り、日本の南にのびています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、前線の活動が活発となっています。このため九州南部では、種子島・屋久島地方を中心に雷を伴った非常に激しい雨が降っている所があります。

九州南部の前線は、きょう4日(火)に夜にかけて次第に不明瞭となりますが、きょう4日(火)夜には前線を伴った低気圧が黄海に進み、あす5日(水)は日本海を北東に進む見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、九州ではあす5日(水)にかけて大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。

九州南部は線状降水帯発生の可能性 九州北部は5日再び大雨の恐れ

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九州南部では、きょう4日(火)午前中にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。また、あす5日(水)は、九州北部でも雷を伴った非常に激しい雨が降り、再び大雨となる恐れがあります。

あす5日(水)6時までの24時間に予想される雨量は多い所で
九州南部:250ミリ
九州北部地方:80ミリ

その後、6日(木)6時までの24時間に予想される雨量は多い所で
九州北部地方:100から200ミリ
九州南部:100から150ミリ

線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

いつ避難する? タイミングは?

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土砂災害や川の増水などの災害は、急に発生して、一気に被害が広がるため、避難が遅れると、命にかかわります。

そこで、避難のタイミングが重要です。警戒レベル3の場合、高齢者や障害のある方などは、安全な所へ避難しましょう。警戒レベル4では、対象地域の方は、全員速やかに避難してください。警戒レベル5では、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。このため、警戒レベル5緊急安全確保の発令を待ってはいけません。警戒レベル4までに、必ず避難してください。

天気が荒れてしまうと、道路状況が悪くなったり、暴風で物が飛んできたりするなど、避難の際の危険度が高まります。避難指示が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、自ら避難しましょう。不安を感じたら、その時が避難のタイミングです。「自主的に、早めに、安全な所へ避難する」という防災意識をもって、避難する際は、近所の方々にも声をかけ、複数で行動してください。

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