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九州 3日 繰り返し非常に激しい雨が降る さらに災害の危険高まる 厳重警戒

  • 2023年7月3日
  • tenki.jp

きょう3日、九州北部付近で梅雨前線の活動が大変活発になり、土砂災害の危険度が非常に高まっている地域があります。このあとも、九州は繰り返し非常に激しい雨が降り続くため、さらに災害の危険度が高まるおそれがあります。土砂災害や河川の氾濫、道路の冠水や浸水など厳重に警戒して下さい。

熊本県山都町 24時間で300ミリ超

きのう2日夜から梅雨前線が九州北部付近で活動を強め、断続的に雨が降っています。1時間雨量は、熊本県山都町82.0ミリ(01:41)、熊本空港80.0ミリ(00:47)と猛烈な雨、熊本県南阿蘇村69.5ミリ(07:43)、宮崎県宮崎市田野66.5ミリ(05:42)、佐賀県唐津市66.0ミリ(07:57)など、非常に激しい雨が観測されました。熊本県山都町は午前11時までの24時間で307.5ミリと、わずか1日で平年6月の約半分の雨が降っています。

このあと、梅雨前線は九州北部をゆっくりと南下するでしょう。九州は断続的に雨が降り、夜のはじめ頃にかけて繰り返し非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨が続きます。あす4日昼までの24時間に予想される雨量は、九州の多い所で300ミリの見込みです。
九州南部はきょう3日午後からあす4日午前中にかけて線状降水帯が発生するおそれがあり、発生した場合は局地的に雨量がさらに増える可能性があります。

土砂災害の危険度高まる

画像B

九州はこれまでの大雨により、土砂災害の危険度が高くなっている地域が多くなっています。
佐賀県や福岡県筑後地方や筑豊地方、大分県北部や西部、熊本県熊本地方や阿蘇地方、宮崎県北部に土砂災害警戒情報が発表されている地域があり、土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況となっています。

崖崩れや土石流など土砂災害は、発生してから避難することはできません。
土砂災害警戒区域や崖の近くなどにお住まいの方は、命を守るために安全な場所へ早めに避難しましょう。

川の急な増水や道路の冠水に注意

大雨により、河川が増水し流れが速くなっている所がありますので、川のそばには近づかないようにしましょう。
また、道路が冠水したり、低地が浸水している所があり危険です。冠水した道路では側溝や用水路、田んぼとの境目がわかりづらくなり、車や人が転落して流されるおそれがあります。そのような場所には近づかず、迂回して通行して下さい。

今後も降り続く雨により、急な河川の増水や氾濫、冠水や浸水箇所が増えるおそれがあります。

こまめに最新の気象情報や自治体からの情報など確認し、適切な避難行動を取って下さい。

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