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あす30日〜7月1日 広く警報級大雨 九州や本州の日本海側は大雨による災害に警戒

  • 2023年6月29日
  • tenki.jp

あす30日からあさって7月1日は、活発な梅雨前線が本州付近を南下。九州〜東北の広い範囲で「警報級大雨」となる可能性があり、早めの大雨対策が必要です。特に、九州や日本海側で雨量が増える恐れが高くなっています。大雨の降った所では、少しの雨でも土砂災害に警戒を。

あす30日〜7月1日 九州〜東北の広範囲で「警報級大雨」

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あす30日からあさって7月1日にかけて、前線を伴った低気圧が日本海から北日本へ進む見込みです。
低気圧が東へ進むにつれて、梅雨前線は本州付近を南下するでしょう。前線に向かって、南からかなり暖かく湿った空気が流れ込んで、雨雲が発達しやすくなる見込みです。

九州から東北にかけて、広範囲で「警報級大雨」となる恐れがあり、早めの大雨対策が必要です。特に、九州や本州の日本海側で雨量が増える恐れがあります。

あす30日は、九州や中国地方は、朝から断続的に雨で、雷を伴って激しく降ることもある見込みです。特に、九州北部ではあす30日の夕方から局地的には「滝のような雨」が降る恐れがあります。一気に道路が冠水するような降り方になることもありますので、外出の際は十分な注意が必要です。

四国や近畿も、朝から局地的な強い雨や落雷、突風に注意してください。
北陸や東海も午前中から雨で、局地的にバケツをひっくり返したような激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
関東は、北部ほど雨量が多くなる所があり、東北も午後から局地的に雨が強まりそうです。

きのう28日は、富山県と山形県で猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。これまでに大雨が降った所では、少しの雨でも土砂災害に警戒が必要です。山の斜面や川の付近など、むやみに近づかないでください。

予想降水量 たった2日間で7月1か月分に匹敵も

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30日12時までの24時間に予想される雨量(いずれも多い所)
九州北部地方、九州南部 150ミリ
北陸地方 100ミリ

7月1日12時までの24時間に予想される雨量(いずれも多い所)
九州北部地方 200から300ミリ
九州南部、北陸地方 100から200ミリ

九州では平年の7月1か月分の雨量に匹敵する雨が、わずか2日間で一気に降ってしまう所も。
2日以降も九州や日本海側を中心に雨が降り続き、雨量はさらに増える見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫などに警戒が必要です。山や川の付近など、危険な場所には近づかず、安全第一でお過ごしください。

また、発達した積乱雲の下では、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物に移動するなど、安全確保に努めてください。

土砂災害の前触れは

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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