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沖縄は梅雨明け秒読み 本州は梅雨の最盛期へ 大雨への備えを 真夏日続き熱帯夜も

  • 2023年6月24日
  • tenki.jp

あす25日(日)は、西から梅雨前線が北上。このタイミングで、沖縄は梅雨明けとなり、本州は梅雨の最盛期に突入へ。6月末〜7月スタートは大雨のおそれも。この先1週間は、曇りや雨でも最高気温30℃以上の真夏日が続き、本州で今年初めて熱帯夜の所も。大雨と熱中症に警戒の1週間となりそうです。

梅雨前線北上 沖縄は梅雨明け秒読み 本州は梅雨の最盛期へ

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これまで梅雨前線は、沖縄・奄美付近に停滞していましたが、あす25日(土)は西から北上、来週は日本海付近に停滞する見込みです。

沖縄は、あす25日(日)にも梅雨明けとなり、夏空・真夏日・熱帯夜が続くでしょう。変わって、本州付近は梅雨の最盛期に突入となりそうです。本州が梅雨の最盛期となる目安は、九州のすぐ南にある北緯30度線。梅雨前線がこの北緯30度線よりも北に停滞するようになると西日本や東日本では梅雨の最盛期にはいります。シトシト雨から、ザーザー降りの雨となり、集中豪雨の発生が多くなるため注意が必要です。

来週は梅雨空が続き、特に、6月30日(金)〜7月のスタートは、日本海に停滞する梅雨前線に向かって、南から非常に暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となるおそれがあります。まだ、太平洋高気圧の動向や前線や低気圧の位置など変わる可能性がありますが、梅雨最盛期〜末期の豪雨によくみられるパターンとなる可能性があるため注意が必要です。最新の予報を、こまめに確認して下さい。

曇りや雨でも 最高気温30℃以上の真夏日続く 猛暑日に迫る所も

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この先は、蒸し暑さのレベルがアップします。

来週は梅雨前線が日本海付近に停滞するため、本州付近は前線の南側に入り、かなり蒸し暑くなる見込みです。南から北まで広く最高気温30℃以上の真夏日となり、群馬やさいたまなど関東の内陸では猛暑日に迫る所もありそうです。

目先、熱中症に警戒が必要なのが、27日(火)。真夏並みの暖気が北海道まで入り、札幌市でも最高気温30℃と、今年初めて真夏日となりそうです。全国の約4割で、最高気温30℃以上の真夏日が予想されており、福岡市などでは最低気温が25℃と今年初めての熱帯夜(夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜)となりそうです。

日中だけでなく、夜間も気温の下がり方が鈍くなるため、熱中症に厳重な警戒が必要です。

大雨への備えを

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6月末〜7月スタートは大雨のおそれがありますが、大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。

熱中症予防のポイント

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熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。

もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。

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