サイト内
ウェブ

奄美地方 6月として記録的大雨に きょう夕方まで土砂災害に警戒 あすも断続的に雨

  • 2023年6月20日
  • tenki.jp

きのう19日、奄美地方に「線状降水帯」が発生し、非常に激しい雨が降り続いた所も。きょう20日も断続的に雨脚が強まっていて、降りはじめからの雨量は、6月の平年1か月分を超える降水量に。きょう夕方にかけて土砂災害に警戒してください。あす21日も断続的に雨の予想。

沖永良部島で6月として記録的大雨 きょう20日夕方にかけて土砂災害に警戒

画像A

梅雨末期の奄美地方では、断続的に雨が強まり、大雨になっている所があります。

きのう19日、奄美地方に「線状降水帯」が発生し、非常に激しい雨が降り続いた所がありました。また、きょう20日も所々で雨が降り、雨脚が強まっています。

沖永良部島では、6月1か月に降る降水量の平年値は317.7ミリですが、きょう午前2時までの24時間降水量は289.5ミリ(6月の観測史上1位を更新)。
降りはじめからの雨量〈6月16日午前9時〜きょう20日午前11時まで〉は413.5ミリとなり、6月の平年1か月分を超える大雨が一気に降りました。

きょう20日 局地的に激しい雨 あす21日も断続的に雨強まる

画像B

奄美地方では、きょう20日夕方にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨が降るおそれがあります。
これまでの大雨で地盤が緩んでいるため、雨が弱まっている時間帯でも、土砂災害に警戒が必要です。山の斜面やがけの付近などには近づかないようにしてください。

<雨の予想>
きょう20日に予想される1時間降水量(多い所)
南部 30ミリ

きょう20日正午からあす21日正午までに予想される24時間降水量(多い所)
南部 60ミリ

和泊町と知名町に発表していた土砂災害警戒情報は解除されていますが、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があるため、引き続き、土砂災害に警戒してください。

あす21日も次第に広く雨が降り、局地的に雷を伴ったり、雨脚が強まりそうです。急な強い雨や、落雷や突風にも注意が必要です。

土砂災害の前触れは

画像C

大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
tenki.jp