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あす16日まで 広く大気の状態が非常に不安定 非常に激しい雨・落雷・竜巻など恐れ

  • 2023年6月15日
  • tenki.jp

あす16日にかけては、西日本から北日本の広い範囲で、大気の状態が「非常に不安定」。いつ天気が急変してもおかしくない気象条件に。突然の大雨や落雷、竜巻などの激しい突風、ひょうに注意し、積乱雲が近づく兆しを感じたら、早めに頑丈な建物に移動してください。

きょう15日 中国地方で非常に激しい雨 「竜巻注意情報」発表も

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きょう15日は、梅雨前線が沖縄の南から伊豆諸島付近を通り、日本の東へのびています。
前線上には2つ、四国の南と関東の東に低気圧があり、それぞれ東北東へ進んでいます。
南から暖かく湿った空気が流れ込む一方で、上空5700m付近にはマイナス15℃以下の寒気を伴った渦「寒冷渦」が日本海に進んでいる影響で、広い範囲で大気の状態が非常に不安定。

特に、中国地方で局地的に雨雲が発達していて、午後6時20分までの1時間最大降水量は、岡山県鏡野町富西谷で61.0ミリの非常に激しい雨を観測しました。(6月として1位の値を更新)
また、鳥取県鳥取市鹿野でも、50.5ミリの滝のような雨を観測しました。
午後7時現在、兵庫県と岡山県、鳥取県には竜巻注意情報が発表されており、中国地方や近畿地方で雷を観測している所があります。

また、梅雨前線の影響で、沖縄付近には再び活発な雨雲がかかりやすくなっています。
沖縄では、あす16日にかけて激しい雨が降る見込みで、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意が必要です。
すでに大雨となっているため、土砂災害などに注意してください。

あす16日午後6時までの24時間に予想される雨量(多い所)
沖縄本島地方 80ミリ
先島諸島 120ミリ の見込みです。

あす16日にかけて雷雨の恐れ 非常に激しい雨や竜巻など注意

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あす16日にかけては、寒気を伴った渦「寒冷渦」が東日本から北日本を通る見込みで、接近のタイミングで局地的に大雨となる恐れがあります。
西日本から北日本の広い範囲で、大気の状態が「非常に不安定」となるでしょう。

九州はきょう15日夜遅くにかけて、中国、四国地方はあす16日明け方まで、近畿、東海は16日昼前にかけて、非常に激しい雨や雷雨にご注意ください。

関東甲信地方は、あす16日昼過ぎにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。あす16日夜のはじめ頃にかけて、内陸部を中心に大雨となる所がある見込みです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意、警戒してください。
雨雲が予想以上に発達した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。

東北は、あす16日朝から夕方にかけて、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

あす16日にかけて、いつ天気が急変してもおかしくない気象条件となりそうです。
突然の激しい雨や、落雷、竜巻などの激しい突風、ひょうなどに注意し、積乱雲が近づく兆しを感じたら、早めに頑丈な建物に移動してください。

あす16日 日差し戻って気温急上昇も 熱中症に警戒

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あす16日にかけて、もう一つ注意が必要なのが、急な暑さです。

雨が上がると、西から日差しが戻って気温が上昇します。
九州から関東まで最高気温は30℃近くまで上がる見込みです。

関東や東海も薄日が少し差すと、一気に気温が上がり、東京都心や名古屋市など都市部でも真夏日となる可能性があります。
こまめに水分補給を行うなど、暑さにも警戒してお過ごしください。

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