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九州に活発な雨雲や雷雲 激しい雨を観測 午後は大雨エリア拡大

  • 2023年6月8日
  • tenki.jp

きょう8日(木)、九州には活発な雨雲や雷雲がかかり、激しい雨を観測した所があります。このあとは大雨エリアが広がるでしょう。雷を伴って非常に激しい雨の降る所もありそうです。

九州に活発な雨雲や雷雲

きょう8日(木)、梅雨前線上の低気圧が九州に近づいています。

午前9時半現在、九州には活発な雨雲や雷雲がかかり、1時間に鹿屋市吉ケ別府で31.5ミリ(9時まで)の激しい雨を観測しました。また、鹿児島県甑島中甑で27.0ミリ(8時49分まで)、鹿児島県指宿市で26.0ミリ(8時54分まで)の土砂降りの雨となりました。

中国地方や四国、近畿にも所々に雨雲がかかっており、このあとは次第に雨脚が強まるでしょう。東海は夕方から、関東甲信は夜になると雨が降りだす予想です。

雨のピークは

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雨のピークは、九州ではきょう8日(木)の夜にかけて、四国や近畿はきょう8日(木)夕方からあす9日(金)の明け方にかけてとなるでしょう。東海はきょう8日(木)夜からあす9日(金)朝にかけて、関東甲信はあす9日(金)未明から朝が雨のピークとなりそうです。ピークの時間帯は雷を伴って滝のような非常に激しい雨やバケツをひっくり返したような激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。

九州から関東甲信では、先週末の記録的な大雨の影響で、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まりやすい地域があります。土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒してください。

非常に激しい雨とは?

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非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上〜80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。

なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。

ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。

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