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東海地方 2週間天気 梅雨の晴れ間はいつ? 曇りや雨の日が多く 大雨となる日も

  • 2023年6月5日
  • tenki.jp

東海地方は、この先も、曇りや雨の日が多いでしょう。9日(金)頃は再び大雨となる可能性があります。先日の記録的な大雨によって被害が出た地域では、復旧作業が進んでいますが、この先の雨に注意が必要です。

各地で記録的な大雨に

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先日の大雨で、東海地方では観測史上1位や6月1位の値を多くの所で更新するなど、記録的な大雨となりました。東海地方では、線状降水帯が相次いで発生しましたが、発生する前からも激しい雨や非常に激しい雨が同じような場所で繰り返し観測されました。

名古屋市(千種区)でも、6月2日の日降水量は151.0mmを観測し、6月としては3位の値を更新しました(1位は187.7mm:1940年6月17日観測、2位は175.4mm:1952年6月23日観測)。
ちなみに、6月に日降水量100mm以上を観測するのは、「昭和36年梅雨前線豪雨」の1961年6月以来です。

梅雨入り早々、記録的な大雨に見舞われた東海地方ですが、この先の梅雨期間も「線状降水帯」という言葉を聞いた際は、一層の注意が必要です。

線状降水帯の発生メカニズム

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線状降水帯とは、発達した雨雲が線状にどんどん発生して、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過・停滞することで作り出される、強い雨のエリアのことです。同じような場所で顕著な大雨が続くことから、甚大な災害が発生する恐れがあります。

線状降水帯が発生するしくみ(メカニズム)の代表的なものに「バックビルディング現象」があります。これは、風上で次々と発生した雨雲が、発達しながら風に乗って同じような場所に流れ込み、線状の強雨域が形成されるものです。
※発生メカニズムに未解明な点も多く、全ての線状降水帯が同じようなメカニズムになるとは限りません。

線状降水帯が発生する時間や場所を、正確に予測するのは難しいため、いつ線状降水帯が発生しても避難できるよう、普段からの準備や心構えが必要です。事前にハザードマップにて、氾濫の恐れがある河川や、土砂災害の恐れがある所を確認しておきましょう。避難場所や避難経路を決める時に役立ちます。

7日(水)の晴れ間を有効に

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今週は、湿った空気や梅雨前線の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多いでしょう。スッキリと晴れる日は少ないですが、曇りマークの日でも薄日がさす日もありそうです。また、7日(水)は、あす6日午後から降りだす雨が未明から明け方頃までのこりますが、日中は梅雨の晴れ間が広がるでしょう。日差しも強く、30℃近くまで上がるため、暑くなりそうです。
また、9日(金)と11日(日)頃は、東海地方に湿った空気がより流れ込んでくるため、雨脚が強まる時間があり、大雨となる所もあるでしょう。

2週間天気後半:13日(火)〜18日(日)

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梅雨前線の位置や動きによっては、予報が変わる可能性はありますが、雨の降る日が多いでしょう。雨の止み間で、晴れ間や日差しが出るタイミングはありそうです。また、最高気温は30℃近くまで上がる日が多く、蒸し暑く感じられるでしょう。通気性の良い素材の服装を心がけてお過ごしください。

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