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少雨だった5月の北海道 月替わりの明日1日午後からは天気ぐずつく

  • 2023年5月31日
  • tenki.jp

5月の道内は広く雨の量が少なく経過しましたが、明日(1日)午後からは北海道付近は気圧の谷の影響を受けやすくなるでしょう。曇りや雨の日が多くなり、すっきりしない天気となりそうです。

全道的に雨の量が少なかった5月

5月の道内は、大雨を降らせるような低気圧の通過がなく、湿った空気の流入が少なかったこともあり、全道的に雨の量が少ない傾向となっています。昨日30日までに、札幌では20.5ミリしか雨量を観測しておらず、昼頃に降った1.0ミリの雨を含めても、1877年の統計開始以来、9番目に少ない雨の量となっています。

また、今日このあと雨が降らなければ、中標津では29.5ミリと1976年の統計開始以来、紋別では10.0ミリと1956年の統計開始以来、5月としては最も少ない降水量となります。

その他の主な都市の30日までの月降水量(括弧内は統計開始年)
・稚内21.5ミリ 3位タイ(1938年)
・留萌26.0ミリ 3位  (1943年)
・室蘭31.0ミリ 3位  (1923年)
・帯広21.5ミリ 4位  (1892年)
・釧路38.5ミリ 6位  (1910年)
・網走21.5ミリ 6位  (1890年)
・北見14.5ミリ 2位  (1976年)

明日午後には低気圧が接近

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北海道付近は、明日午前は高気圧の張り出しの中となるでしょう。全般に晴れて、日ざしに恵まれる見込みです。

しかし、明日午後になるとサハリン方面に進む低気圧から気圧の谷が延びてくるでしょう。雲が広がりやすくなり、低気圧に近い道北を中心に雨となる見込みです。雨の量が多くなることはない見込みですが、外出の際は雨具を持つとよさそうです。

2日〜4日 上空の寒気が強まり雨の強まる恐れも 落雷や竜巻にも注意

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2日(金)から4日(日)は、北海道付近は気圧の谷の中で、各地で雨が降りやすくなるでしょう。次第に上空には寒気が流れ込みます。大気の状態が不安定となり、局地的に雷を伴って雨の降り方が強まる恐れがあります。また、気温は平年並みか低めの所が多く、特に4日頃は空気がひんやりとするでしょう。

先日帯広空港付近で竜巻とみられる突風が発生しましたが、黒い雲が近づくのが見えたり、急に風が冷たくなったときは発達した積乱雲の近づくサインで、竜巻の発生する恐れもあります。頑丈な建物に逃げ込むなど対策が必要です。週末には運動会が予定されている所もありますが、グラウンドではつむじ風など小規模な突風が発生することもあるため、注意して下さい。

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台風や前線の影響は?

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31日午前9時現在、沖縄の南にある台風2号(マーワー)は、3日から4日にかけて本州の南海上を進み、5日朝には日本の東海上で温帯低気圧に変わる見込みです。本州付近にかかっている梅雨前線も北海道付近まで北上することはなさそうです。

台風や前線は、この週末にかけて北海道への影響は少ない見込みとなっています。

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