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台風2号 沖縄は荒天が長引く恐れ 前線活発化 来週は九州〜関東も大雨に警戒

  • 2023年5月27日
  • tenki.jp

大型で非常に強い台風2号は29日(月)以降、沖縄地方に接近する恐れ。台風の動きが遅く影響が長引く可能性があります。29日(月)以降は本州付近に前線が停滞し、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発化する恐れがあります。九州から関東、北陸も大雨に警戒を。

台風2号と前線の動向に警戒

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27日(土)15時現在、大型で非常に強い台風2号はフィリピンの東を西へ進んでいます。このあと、西北西へ進み、29日(月)以降、沖縄地方に非常に強い勢力で接近する恐れがあります。その後、台風は沖縄の南で、動きが遅くなるため、沖縄では影響が長引く恐れがあります。

6月2日(金)以降の台風の進路予想はまだはっきりしませんが、海外などの予測モデルでは次第に東よりに進路を変えるものが多くなっています。来週以降、本州付近には前線が停滞するため、台風周辺の湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発化する恐れがあります。九州から関東、北陸では台風が離れていても大雨に警戒が必要です。

沖縄は影響が長引く恐れ

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台風の接近に伴い、沖縄地方の沿岸の海域では宮古島や石垣島など先島諸島で28日(日)から、沖縄本島地方では29日(月)から、大東島地方では30日(火)頃から大しけとなる見込みです。うねりを伴った高波に警戒が必要です。また、沖縄地方では、28日(日)から東または北東の風が強まるでしょう。台風の進路によっては、先島諸島では30日(火)頃から暴風となる恐れがあります。大荒れの期間が長引く可能性もあり、台風への備えを早めになさってください。

また、奄美地方の沿岸の海域でも、29日(月)頃から大しけとなるでしょう。海岸付近には近づかないようにしてください。

本州付近に前線停滞 台風が離れていても大雨に警戒

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西日本や東日本の太平洋側でも台風からのうねりを伴って次第に波が高くなるでしょう。

また、29日(月)以降は本州付近に前線が停滞する予想です。台風周辺の湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発化する恐れがあります。29日(月)頃は中国地方から北陸を中心に活発な雨雲がかかり、大雨となる恐れがあります。30日(火)以降は前線が次第に南下し、九州から関東を中心に活発な雨雲がかかるでしょう。長い期間が雨が続き、雨量が多くなる恐れがあります。

台風が離れていても油断できません。最新の台風情報、気象情報にご注意ください。なお、このタイミングで広く梅雨入りとなる可能性もあります。

台風が近づく前の対策

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台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、事前に3つの点について、確認したり、備えたりしておく必要があります。

1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。

2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。

3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。

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