色とりどりの花を咲かせる多肉植物は、種類によっては紅葉まで楽しめます。
手入れも簡単で、決まったタイミングで水をあげるのが基本です。
寄せ植えにも向いていて、人気の高い種類の植物です。
手入れは簡単と言いましたが、植物ですから水やりは大事です。
基本だからこそ重視しないといけません。
葉のハリやツヤ、プックリ感がない。
葉にシワが出てきた。
鉢を持ち上げると軽く感じる。
これら3つは、水が足りていないサインです。
夏は夕方に、冬は朝方に、春と秋は土の表面が乾いたタイミングで水をあげましょう。
葉を一枚一枚取って、それを乾いた土の上に置くだけ。葉挿しと書きますが、土に植える必要はありません。
種類にもよりますがだいたい一月ほどで根と新しい株が出てきます。
根が出たら土を指先でへこませ、根を置いて土を軽くかぶせ、水を与えればOKです。
葉挿しでは増やしにくい種類の多肉植物もあります。
そういうときはこの挿し木という方法があります。
苗の頭部分から3cmほど下でカット。
カットしたものを縦にし、水はやらずに乾燥させておくと、数日で下から発根がはじまります。
寝かせた状態で放置しないことと、風通しのいい場所に置いておくことがポイントです。
株分けは新しい根を生やさないので、枯れる心配が少ない方法です。
株分け数日前から土を乾燥させ、鉢から抜いたら根についた土を落とします。
手やナイフで株を2つか3つに分けるか、子株があった場合は親株から離し、それぞれを新しい鉢に植えれば株分け完了です。
必要以上の手間をかけなくて済む多肉植物ですが、反面手をかければかけただけ応えてくれる植物でもあります。
特に増やす楽しみは静かな感動すらあるほどです。
この楽しみ、味わってみませんか。