多肉植物の中には正式な和名で呼ばれずに俗名の方が流通しているものもあり、目を引く変わった名前も多いです。
その中で今回は「初恋」と呼ばれるグラプトベリア属の多肉植物を紹介します。
初恋とはグラプトベリア属の一種で、
秋が深まって寒くなってくると全体的に赤く紅葉し、
春には花が株脇から伸びてきて咲きます。
最大直径で10センチほどに成長します。
少し育てるのにコツがいり、初心者向きとは言えない種類です。
初恋の育てる環境に適しているのは直射日光があたり、
風通りが良いところに置いてあげるのがオススメです。
寒さにも強くマイナス1から2℃程度に耐え、
霜にあたっても大丈夫な冬に強い種類です。
水をあげるペースとして1ヶ月に1度か2度です。
あまりたくさん水を与えると根腐りすることがあります。
1週間以上、土が湿っていないように気をつけましょう。
特に夏の蒸れにはとても弱いです。
風通しが悪くて湿度が保たれると同様に根腐りの原因になるので、
とにかく湿度を貯めこまないように気をつけてあげることが初恋にとってよい環境なのです。
初恋の増やし方は少しコツが必要で、
肉厚で葉が多いタイプの多肉植物はよく芽挿しとよばれる方法で増やしていくのですが、初恋はデリケートなのでカット芽挿しはオススメしていません。
ちなみに芽挿しとは土の上に葉を置いて根が出てきたら土に植えるという方法です。
植え替えも極力ダメージを与えないように行いましょう。
今回は「初恋」という多肉植物を紹介しました。
中級者向きの種類なので初心者には難しい事もあると思いますが、
とても美しい紅葉を見られるので、
ちょっと挑戦したいという人はぜひ育ててみてください。
※トップ画像はPhoto by シェリーさん@GreenSnap