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沖縄のバスケットボールにクローズアップした「モモト」が発売中

  • 2022年9月6日
  • 沖縄島ガール

沖縄を1テーマで表現するビジュアルマガジン「モモト」の2022年夏号が発売中。今回はBリーグでの琉球ゴールデンキングスの活躍も記憶に新しい、「沖縄、バスケ王国へ」を特集する。

特集は、Bリーグの2021-2022シーズンでファイナル進出を決めたキングスの選手たちの表情からスタートする。巻頭は、bjリーグ参入からBリーグ誕生を経て計15シーズンを闘ってきたキングスの軌跡を振り返る。

惜しくも敗れた2021-2022シーズンファイナルの試合後、岸本隆一選手は「もう一回あの舞台に行って優勝を勝ち取らない限り、このモヤモヤは消化できない」と語った通り、来季のキングスへの期待を込めた文章で締めくくられており、この1冊の特集のスタートの期待感をあおる。

そして、沖縄のバスケットボール情報メディアとして現在はWEB配信を行っている「OUTNUMBER」が「モモト」とコラボという形で、一時休止している紙媒体で復活。2023年に沖縄ほかフィリピン(マニラ)、インドネシア(ジャカルタ)で開催予定の「FIBAバスケットボールワールドカップ」を8ページにわたって紹介する。

これほど世界規模のスポーツ大会の開催が初めてとされる沖縄で、今大会がどれだけの経済効果を及ぼすかの短期的な視点だけでなく、中長期的に沖縄にもたらされるであろう効果を検証している。

今度は視点を変えて、教育面におけるバスケットボール活動に注目。クラブチームとしての活動のほか、北谷中学校、未来工科高等学校での部活動など、それぞれの視点から沖縄の未来のバスケットボールについて思いをつづっている。

面白いのは、沖縄におけるバスケットボールの歴史をひもとく「ここが面白い!沖縄バスケ史」。世界で初めてバスケットボールの試合が行われた1891年から遅れること約17年の1908年頃、初めて日本にバスケットボールが伝わったとされている。沖縄では1953年にバスケットボール協会が発足した。

米軍基地の影響で、本場NBAの試合を地上波で見ることができる環境なども相まって、沖縄でバスケットボールの文化が根付いていく…そんな沖縄県の歴史とともにバスケットボールの歴史を楽しく学べるのも、モモトらしい切り口だ。

ラストは、沖縄のバスケットボールの歴史には欠かせない、数々の名選手や名将を生んできた伝説の指導者・安里幸男氏をクローズアップ。安里氏が教え子たちに伝えたのは「逆境を這い上がる精神的タフさ」だった。裏を返せば、これはただバスケットボールだけでなく、全ての活動や行動に言えることでもある。安里氏は常々、「コーチの本当の評価というのは、教え子がいかに社会に出て活躍できるかどうか」と話していたという。教え子の口から「逆境を這い上がる精神的タフさ」という言葉がしっかりと出てきている点で、この安里氏の教えがしっかりと教え子たちに伝わっていることが確認できる。

来月には琉球ゴールデンキングスの2022-2023シーズンが始まる。この「モモト」を読んで、その時に備えよう。

「モモト」(Vol.51)
発売中 1,100円(税込) 編集工房東洋企画

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