沖縄本島北部エリアにて、1月23日(土)から、アートイベント「やんばるアートフェスティバル2020-2021 山原知新 ステートメント」が開催される。期間は、2月21日(日)まで。
「やんばるアートフェスティバル」は、沖縄県本島北部で開催する地域芸術祭で、現代アートや伝統工芸を巡りながら、地域の魅力を体感・体験できるイベント。今回が4回目となる。
過去3回行われた本フェスティバルは、大宜味村(おおぎみそん)を中心に、名護市、本部町(もとぶちょう)、国頭村(くにがみそん)、東村などで、アート作品の展示やクラフトの展示販売、ワークショップ、関連イベントなどを行い、のべ約18万人が来場した。イベントには台湾、中国、韓国の観光客も訪れ、アートを通じて、やんばるの魅力を県内外、アジア、世界へ発信している。
メイン会場:大宜味村立旧塩屋小学校
1年目は、やんばるにアートを運び(ヤンバルニハコフブネ)、2年目は、やんばるにおける芸術革命を呼びかけ(ヤンバルネサンス)、3年目は、やんばるの豊かさを讃え、アートによる鎮守の杜(山原黄金之杜)をかたちづくってきた。
今回のテーマは「山原知新(やんばるちしん)」。「エキシビション部門」22組、「クラフト部門」20組が参加する。
SIDE CORE (STANG、KINJO)
SIDE CORE (STANG、KINJO)
ジミー大西 Onishi Jimmy
椿昇 Noboru Tsubaki
日本、中国のアートフェアでディレクターを務めた金島隆弘氏を「エキシビション部門」ディレクターに迎え、参加アーティストが、沖縄・やんばるならではのサイトスペシフィックな作品を制作、展示。
西野達 Tatzu Nishi
林冠名 Lin Guan Ming
寺本愛 Ai Teramoto
一方、「クラフト部門」では、やんばるアートフェス独自のセレクションによる沖縄の工芸品を展示・販売。若手から実力派までの職人が生む、陶器、ガラス、織物、染物、木器などは、沖縄の風土を感じさせる力強く美しい品々が並ぶ。
淀川テクニック Yodogawa Technique
染谷聡 Satoshi Someya
さらに、今回はオンラインでも楽しめるコンテンツを多数実施。会場や展示作品がオンラインで楽しめるインスタレーションビュー、期間中開催されるアーティストパフォーマンス、トーク、ワークショップなどイベントも随時配信する予定。
usaginingen
DOPPEL×COSMIC LAB
Mrs.Yuki
総合ディレクターの仲程長治氏は「一貫して大切にしてきたことは、やんばるという土地に息づく原初のパワーであり、循環をキーワードとする人と自然との営みや、地域との関係性から生まれる『今、ここでしか成しえないアートを創造する』という姿勢。4年目を迎える今年は、人類にとっても大きな転換の節目となったが、本フェスティバルにおいても『古きを訪ね、新しきを知る』機会としたい。過去に育てた種をどこに植え、蒔いた種をどのように育てていくのか? リアルに手渡し、丁寧に手植えしていくことはもちろんだが、デジタル、バーチャル、リモートの時代だからこそ、離れた場所にいながらにして共時性を感じるような新時代のアート知新を試みたいと思う」とコメントしている。
OTAFUKU STUDIO
OTAFUKU STUDIO
新しい時代の新しいアートイベントとして注目を集めそうだ。
「やんばるアートフェスティバル 2020-2021 山原知新」
2021年1月23日(土)~2月21日(日) 入場無料 沖縄本島北部地域の各会場にて開催
【開催場所】
(大宜味村)大宜味村立旧塩屋小学校
(国頭村)辺土名商店街、オクマ プライベートビーチ & リゾート
(名護市)オキナワ マリオット リゾート&スパ カヌチャリゾート、名護市民会館前アグー像ほか
【エキシビション部門 参加アーティスト】全22組の中の一部紹介
◆SIDE CORE (STANG、KINJO)
◆ジミー大西 Onishi Jimmy
◆椿昇 Noboru Tsubaki
◆西野達 Tatzu Nishi
◆林冠名 Lin Guan Ming
◆寺本愛 Ai Teramoto
◆淀川テクニック Yodogawa Technique
◆染谷聡 Satoshi Someya
◆usaginingen
◆DOPPEL×COSMIC LAB
◆Mrs.Yuki
◆OTAFUKU STUDIO