
古くなったキルトやクッションカバーなどをカットして味わいのあるぬいぐるみを作ってみませんか?こちらのウサギは横から見た姿を前と後ろのパーツ2枚で仕立てました。耳は間を縫ってから綿を詰め、耳と足の輪郭を刺しゅうして立体感を出しています。

しっぽは毛糸で作るポンポン。
右の作品の後ろはヌビ生地を使いました。

※デザイン・製作/水木里子
用尺と材料
★できあがりサイズ:体長24cm
・55×35cmほどの大きさのキルト 1枚
・好みのリボン 65cm
・25番刺しゅう糸、手芸綿、毛糸 各適宜
製図
<前>
(後ろは対称形)
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ATTENTION!
●A3サイズの紙で、横で、倍率100%で印刷してください。
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【型紙『キルトをリメイクして作るぬいぐるみ「Rabbit」』をダウンロードする】
作り方
*ポンポンの作り方
01 毛糸を厚紙に巻く(並太毛糸なら50回ほど巻く)

02 中心を丈夫な糸で強く2回巻いて固結びし、厚紙を外す

03 ループをカットし、丸く整える
*本体の作り方
01 厚紙で作った前の型紙をキルトの表にのせ、水で消せる手芸ペンで印を付けます。型紙の端を指でしっかり押さえて型紙に沿って印しましょう。返し口としっぽ付け位置も印します。

鋭角のへこみ部分は、すっきりと仕上げるためにピースの接ぎ目が集中している部分を避けましょう。

02 耳と足の刺しゅう図案はコピー用紙程度の厚さの型紙を用意し、刺しゅうの印部分のみをカットしてめくって印します。

03 縫い代を1cm付けて前と後ろをカットします。

04 手芸用複写紙のチョーク面にカットした前をのせ、周囲の印をルレットで強めになぞって裏側に縫い線を付けます。後ろの縫い線は不要です。

◆手芸用複写紙を使わずに裏側に縫い線を付けるには
鋭角のへこみ部分2ヶ所(耳の間と足の間)にまち針を垂直に刺し、針が裏に出た位置に点印を付けます。
点印を目安に裏に型紙をのせ、ペンで印を付けます。

05 後ろと前を中表に重ね、周囲をクリップで留めます。

06 返し口を残して周囲をミシンで縫います。手縫いなら細かい針目の返し縫いで縫いましょう。

07 縫い代を0.7cmほどに裁ち揃えます。返し口の縫い代は折りやすいように1cmのままに。

08 表に返したときにすっきりさせるため、へこんだ部分とカーブの縫い代に切り込みを入れます。へこんだ鋭角は縫い目の0.2cmほど手前まで切り込みます。へこんだカーブや急なカーブにも細かく切り込みを入れて。

09 返し口から表に返して形を整えます。耳や足は箸などを使ってカーブラインをきれいに出しましょう。

10 耳の縫い位置周辺をまち針で留め、ミシンで縫います。

11 耳と足のラインをアウトラインステッチで刺しゅうします。前のキルト綿まですくって刺し、耳はミシンの縫い目上から重ねて刺します。

12 手芸綿を小さくちぎり、耳や足などの小さい部分から詰めます。指が届かない部分は箸などを使って。
半端なキルト綿を詰めてもOK。

13 手芸綿をほどよく詰めたら、返し口の縫い代を折ってクリップで留め、はしごまつりでとじます。

◆はしごまつり
両端の布を交互に、布端に対して平行にすくう
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