
ヨーロッパの街を旅するサーカス団をイメージした、色鮮やかなピアスのレシピです。シンプルだけど個性がちょっと光る、ハイトモニカの代表シリーズです。色の組み合わせを自由に変えて作ってみてください。
ハイトモニカの刺繍について
ハイトモニカのアクセサリーは、簡単な刺繍の技法で作れるようにデザインしています。サテンステッチをメインとしているので、たくさんのステッチを覚える必要がなく、初心者の方でも気軽に作れるのが魅力。
特に本「ハイトモニカの刺繍アクセサリー」に多く掲載しているピアスは、刺繍する面積も小さいので、すぐに作れて身につけられます。さらにビーズやアンティークパーツを使うことで、他にはないオリジナリティも出してみました。
刺繍糸とビーズの組み合わせは無限大。慣れてきたらどうぞ自分の好きな色で作ってみてください。
著者:http://haitmonica.blog.jp/
必要な材料
<A>
DMC25番刺繍糸 966(薄黄緑)、3340(オレンジ色)
シーチング 15cm×15cm
接着芯(薄手・不織布)15cm×15cm
フェルト(厚さ1mm)6cm×3cm
丸小ビーズ(白)30~34個、(薄グリーン)30~34個
デザインビーズ(直径10mm・白)2個
スパングル 亀甲(直径5mm・白)2枚
9ピン(長さ15mm)2本
Tピン(長さ30mm)2本
ピアス金具 1組
<C>
DMC25番刺繍糸 3822(山吹色)、169(グレー)
シーチング 15cm×15cm
接着芯(薄手・不織布)15cm×15cm
フェルト(厚さ・1mm)6cm×3cm
丸小ビーズ(白)30~34個、(ゴールド)30~34個
デザインビーズ(直径10mm・白)2個
スパングル 亀甲(直径5mm・白)2枚
9ピン(長さ15mm)2本
Tピン(長さ30mm)2本
ピアス金具 1組
<E>
DMC25番刺繍糸 415(薄グレー)、956(ピンク)
シーチング 15cm×15cm
接着芯(薄手・不織布)15cm×15cm
フェルト(厚さ1mm)6cm×3cm
丸小ビーズ(白)30~34個、(水色)30~34個
デザインビーズ(直径10mm・白)2個
スパングル 亀甲(直径5mm・白)2枚
9ピン(長さ15mm)2本
Tピン(長さ30mm)2本
ピアス金具 1組
※刺繍糸の色番号に目安になる色名を表記しています。糸を選ぶ時に参考にしてください。
図案(無料ダウンロードあり)
図案のダウンロードはこちらから
下記をクリックすると、図案(PDF形式)が表示されますので、ダウンロード後に、ご自宅のプリンターなどで印刷して使用してください。
ATTENTION!
●A4サイズの紙で、縦で、倍率100%で印刷してください。
●図案の無断転載や再配布、販売はご遠慮ください。
●図案によるいかなるトラブルが発生しても弊社は一切責任を負わないものとします。
【型紙『ハイトモニカの刺繍ピアス「CIRCUS(サーカス)」』をダウンロードする】
作り方
作品A/C/Eそれぞれのデザイン・ステッチ
※丸小ビーズは片方につき30~34個を目安に刺します。
※Sはステッチの略
※数字はDMC25番刺繍糸の色番号
※( )の数字は刺繍糸の本数
<A>

<C>

<E>
1.図案を写す
【注】作り方の詳細は、[E]の作品で解説します。
01 シーチングのうらに接着芯の糊面を合わせ、アイロン(中温)で貼ります。接着後は完全に接着するように、熱が冷めるまで動かさないで置いておきます。

02 シーチングのおもての中央に図案を写したトレーシングペーパーを置き、間にチャコペーパーを挟みます。

03 トレーシングペーパーの上にセロハンを重ね、トレーサーで図案をなぞります。

04 図案が写せました。薄く写してしまった時は、印つけペンで線をなぞり補います。※複数作るときは、図案を並べて写します。
2.刺繍をする
01 図案を写したシーチングを刺繍枠で挟みます。図案が中央になるように布をピンと張ります。

02 刺し始めは針に刺繍糸(415)を3本通し、玉結びをします。刺し始めたい場所の近くの図案の中にうらから針を出し、糸端が抜けないようにひと針縫います。

★Point「玉結」のやり方

03 図案を刺していきます。外側の線に針を出します。

04 中心に向かってひし形の線に針を入れます。

05 放射状になるように、外側から内側にサテンステッチを刺します。
「サテンステッチ」の刺し方はこちらから

06 サテンステッチが刺し終わりました。

07 糸の始末をします。布をうらに返して、ステッチ部分に針を何回かくぐらせ、糸を切ります。

08 針に刺繍糸(956)を3本通し、玉結びをして、うらから針を出します。

09 針に糸を3回巻きます。

10 1mm隣に針を入れます。糸を引き、玉のように糸を丸めてそのままうらに通します。

11 フレンチノットステッチが刺せました。

★Point「フレンチノットステッチ」の刺し方

12 続けてすぐ隣に針を出してフレンチノットステッチを刺します。11の周りを囲むように刺し埋めます。刺し終わったら、サテンステッチの糸の始末と同じように、うらでステッチ部分に針をくぐらせ、糸を切ります。
3.ビーズを周囲につける
01 ビーズ針に刺繍糸(956)を2本通し、玉結びをします。サテンステッチをした周囲から針を出します。

02 ビーズ針に2色の丸小ビーズを交互に4個通します。

03 サテンステッチをした周囲に沿って針を入れます。

04 丸小ビーズ2個分戻り、針を出します。

05 丸小ビーズ2個に針を入れます。少し緩めに刺します(ビーズを刺したあとに周囲をブランケットステッチで刺すので、緩めにしておいた方が仕上がりがきれいになります)。

★Point【ビーズの刺し方】

06 2・3と同じく2色の丸小ビーズを交互に4個通し、周囲に沿って刺します。

07 4と同じく丸小ビーズ2個分戻り針を出し、丸小ビーズ2個に通します。

08 6・7を繰り返し、丸小ビーズを一周刺します。丸小ビーズは多少大きさが違うので、刺し始め位置できちんと終わらない場合は、丸小ビーズを増減して調整します。

09 一周刺したら、始めに刺した丸小ビーズ4~5個に針を通します。

10 丸小ビーズ1個先に針を入れ、うらに出します。

11 サテンステッチに針をくぐらせ、糸を切ります。

12 丸小ビーズが刺し終わりました。
4.ビーズ飾りを作る
01 Tピンにスパングル、デザインビーズを通します。

02 Tピンをデザインビーズの位置で折ります。

03 折ったTピンの中央をラウンドペンチで持ち、手前に丸め、ループを作ります。

04 ビーズ飾りができました。
5.9ピンの先を丸める
01 ラウンドペンチで9ピンの中央を持ち、V字に折り、ループを作ります。
6.フェルトを重ねる
01 刺繍をした布を刺繍枠から外し、ひとまわり大きく切ります。

02 同じぐらいの大きさのフェルトを用意します。

03 2枚を重ねて、約2~3mmぐらい残して切り揃えます。

04 刺繍をしたうらに9ピンとビーズ飾りを置き、位置を確認します。

05 ビーズ飾りのループに瞬間接着剤をつけ、うらに貼ります。

06 9ピンも同じくループに瞬間接着剤をつけ、貼ります。

07 再度、それぞれのループに瞬間接着剤をつけます。

08 フェルトを重ね、しっかり押さえて接着させます。

09 周囲を丸小ビーズの際で切り揃えます。ビーズを刺した糸を切らないように注意しましょう。
7.周囲に刺繍をする
01 針に刺繍糸(956)を3本通し、玉結びをします。刺繍をした布とフェルトの間から、おもての丸小ビーズの内側に針を出します。玉結びは内側に入れます。

★Point【針を出す位置】

02 丸小ビーズ1個分をまたいで針を入れます。

03 針に糸をかけます。

04 糸を引き、ブランケットステッチが1回刺せました。丸小ビーズ1個を挟むように糸がかかります。
「ブランケットステッチ」の刺し方はこちらから

05 同じように、隣の丸小ビーズの間に針を入れ、糸をかけます。

06 糸を引きます。続けてブランケットステッチを一周刺します。

07 始めに刺したブランケットステッチに針を通し、糸を引きます。

08 刺し終わりの近くに針を入れ、フェルトの中を通し、糸を引きます。

09 際で糸を切り完成です。もう1つ同様に作り、9ピンに好みのピアス金具をつけます。

完成!
<前>

<後ろ>
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