「ウメハラさん、待ってます」連覇を達成したメナRD選手がウメハラ選手に「挑戦状」
2025年5月9日から11日(日)までの3日間、東京ビッグサイトで行われる国内最大規模の格闘ゲーム大会「EVO Japan 2025 presented by レバテック」(以下「EVO Japan 2025」)。最終日の5月11日、6653名がエントリーした『ストリートファイター6』部門のFINALSが行われ、昨年のEVO Japan 2024の覇者・MenaRD(メナ)選手がりゅうきち選手に勝利し、連覇を達成。優勝後の壇上インタビューでは、格ゲー界のリビングレジェンド・梅原大吾(ウメハラ)選手への挑戦を再度示唆し、SNSでは早くも話題になっている。
■メナ選手がりゅうきち選手を下し「スト6」部門連覇 「スト6」部門はMenaRD選手が連覇
メナ選手は、カプコンカップで過去2度に渡り世界王者に輝き、国内最大規模の格闘ゲーム大会「EVO Japan 2024」と「EVO Japan 2025」のスト6部門でも前人未踏の連覇を達成。世界の格ゲーシーンをけん引するトップランナーのひとり。
ウメハラ選手は、言わずと知れたプロ格ゲーマーのパイオニア的存在。その実力は折り紙付きだが、メナ選手は2025年2月13日のX(旧Twitter)のポストにて「ウメハラ選手はストリートファイターで長いセットをやらせたら右に出る者はいない、史上最高の選手だと思っています」と賞賛し、その上で「僕たちがこの10先に数か月準備してから挑んだら、一体どこまで行けるのか――その可能性を考えずにはいられません」と、10先(10試合先取)での勝負を希望したのだ。そして本日、「EVO Japan 2025」の優勝インタビューで再度、ウメハラ選手への挑戦を明言した形となった。
東京ビッグサイトで3日に渡り開催される格ゲーの祭典「EVO Japan 2025」メイントーナメントには6タイトル計9875名がエントリー
「EVO Japan」は、毎年ラスベガスで開催される世界最大の格闘ゲーム大会「EVO」の理念を受け継いで日本で開催されるもう一つの世界大会。EVO Japan 2025では、下記7作品をメインタイトルに選出。1on1(個人戦)では各タイトルのエントリー数に応じて賞金額が変動し、タイトル間で最多となる6653名がエントリーしたストリートファイター6の優勝賞金は175万円に。5on5(団体戦)では各タイトル50万円ずつの優勝賞金が設定され、7タイトル合わせての賞金総額は昨年の1400万円を上回る1500万円となっている。 会場は東京ビッグサイト
■メインタイトル
<1on1>
・『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』
・『GUILTY GEAR -STRIVE-』
・『THE KING OF FIGHTERS XV』
・『ストリートファイター6』
・『TEKKEN 8』
<5on5>
・『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』
・『Virtua Fighter 5 R.E.V.O.』
■バーチャファイターがメインタイトルに。EVO Japan初の5on5形式を採用
EVO Japan 2025の大きな変更点を挙げると、メインタイトルでは昨年の「UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes」と入れ替わる形でバーチャファイターシリーズからシリーズ最新作「Virtua Fighter 5 R.E.V.O.」が採用。3D格闘ゲームとして30年以上の歴史を誇る人気タイトルであるだけでなく、2024年12月にはシリーズ完全新作『New VIRTUA FIGHTER』Projectの始動が発表されたこともあり、シリーズ全体への注目度が再燃している。
また、ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-とVirtua Fighter 5 R.E.V.O.の2タイトルは、1対1の個人戦ではなく、各チーム5人編成による「5on5」形式の団体戦として開催。これはEVO Japanだけでなく、各国で行われるEVOシリーズ通じても初の試みだ。7タイトル合わせてのエントリー総数は9875名で、昨年を上回る規模での開催となった。