行くべき理由:料理の旅を堪能しよう
西アフリカのセネガルといえば美食の国。人口の多数を占めるウォロフ族と、旧宗主国であったフランスからの影響を融合させた絶品料理の中でもぜひ味わいたいのが「チェブジェン」と「スープカンジャ」だ。
チェブジェンは野菜と魚を煮込んだ煮汁で米を炊くピラフのような料理で、セネガルでは代表的な家庭料理。スープカンジャはオクラのスープで、セネガル風ガンボといったところ。セネガルでは「テランガ」と呼ばれるおもてなしや思いやりの心が重んじられている。リレッシュ・アフリカ社が開催するストリートフードツアーや料理教室に参加し、このテランガの精神の下、料理を皆と分け合って食べるのもいいだろう。
「セネガルは他者を温かく迎え入れてくれるすばらしい国です。この国とのつながりを私はとても誇りに思います」と、父親がセネガル出身者である女優でプロデューサーのイッサ・レイ氏は言う。レイ氏は、俳優でスター料理人のアントン・ポロウスキ氏とともにナショナル ジオグラフィック(TV)の新シリーズ「No Taste Like Home」(日本での放送は未定)のためにセネガルを訪れていた。