立川アスレティックレディースの井上ねね選手が5月17日、「AFC女子フットサルアジアカップ2025」で大会ベストGKに輝いた。フットサル女子日本代表のアジアカップ初優勝に貢献し、大会で最も活躍したゴールキーパーに選ばれた。(立川経済新聞)
立川アスレティックFCレディース 井上ねね選手
同大会は「フフホトスポーツセンター」(中国)で5月7日に始まり、アジア各国から12チームが参加。日本はグループステージでインドネシア、バーレーンに勝利し上位ステージに進み、準々決勝でベトナムを2-0で、準決勝でイランを3-2で破った。決勝ではタイと対戦し、延長戦を経てPK戦を制し3-3(PK3-2)で勝利し、アジアカップ初優勝を果たした。
井上選手は島根県松江市出身。日本体育大学女子サッカー部「日体大フィールズ横浜」時代はユニバーシアード日本代表にも選出され、2019(平成31)年に府中アスレティックFCレディース(現立川アスレティックFCレディース)に入団した。
井上選手は「フットサルに転向して以来、ずっと目標にしてきたアジアチャンピオンという夢をチーム全員でつかむことができた。この優勝でワールドカップの出場権を獲得できたことも大きな一歩」と話す。「現地、配信で応援してくれた皆さん、ありがとうございます」とも。
日本代表は11月にフィリピンで初開催される「FIFAフットサル女子ワールドカップ」に出場する。井上選手は「世界では、さらに高い壁が待っていると思うが、これからも一歩一歩成長し、日本のフットサルの魅力を世界に届けていけるよう全力で頑張りたい」と意気込む。
フットサル女子日本代表14人のうち、アスレレディースから井上選手と松木里緒選手が選ばれたが、松木選手はけがのため大会直前に離脱した。
日本女子フットサルリーグは6月に新シーズンが開幕。アスレレディースは6月28日、ホーム「アリーナ立川立飛」(立川市泉町)に「フウガドールすみだレディース」を」迎える。