肥後橋にフルーツカフェ 青果卸売り会社が経営、流通に乗らない果物活用

  • 2025年5月28日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 「フルーツカフェMIZUNO」(大阪市西区京町堀1、TEL 090-1684-7055)が大阪・肥後橋にオープンして間もなく2カ月になる。(船場経済新聞)

 旬のイチゴがたっぷりのパフェ

 店舗面積は16.1坪で、席数は19席。4月6日にオープンした。経営は「もぎたて青果研究所」(福島区)。同社は中央卸売市場で果物販売を手がけるほか、百貨店で贈答用フルーツの販売やジューススタンドを経営する。社長の水野善文さんは「産地と消費者をつなげる場としてカフェをオープンした」と明かす。

 メニューは旬のフルーツを使ったパフェやショートケーキ、プリンアラモードなどを用意。「味は良くても色味や熟度が市場とマッチせず、流通に乗らない各地の果物を活用している」と水野さん。オープン時は佐賀県の契約農家から取り寄せたイチゴを中心に使っていたという。「今の果物はメロン。フルーツパフェには6~8種類の果物を盛り込んでおり、旬が短い果物を使うこともある」と説明する。同社はドライフルーツも製造もしており、ドリンクメニューはドライアップルやレーズンなどを添えたフルーツティーを用意する。

 「果物の可能性を引き出したい」と水野さん。「近年は異常気象や生産者の高齢化で、果物の供給が不安定になっている。生産者を応援しながら、お客さまにおいしい商品・サービスで果物の素晴らしさを伝えられたら」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~18時。水曜定休。

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