阿波座にビストロ新店　スロベニア産ワイン、ナチュラルワインそろえる

　ビストロ「parloir Kana（パーラーカナ）」（大阪市西区立売堀3、TEL 06-4400-3717）が5月8日、大阪・阿波座にオープンした。（船場経済新聞）

　炭の香りをまとった豚肩ロース

　店舗面積は6坪で、席数は12席。店主の奥野慎哉さんはイタリアンの店で10年勤務し、靱公園そばのベーカリーとイタリアンの店で店長をしていたという。店名のパーラーはフランス語で「談話室」の意味があり、「みんなが集ってわいわいできる店にしたかった」と話す。

　料理はアラカルトをそろえる。「お薦めはバゲットに季節の魚介類をのせた一品（1,320円）。今の魚はヒラアジやマダイで提供直前にマリネしている。パンは前職の店から仕入れている」と奥野さん。同店では炭火を使った料理をそろえ、バゲットも炭火で焼いているという。季節料理ではアユのコンフィ（980円）を用意。低温の油でじっくり火を通したアユを、仕上げに炭の香りを付けて野菜のソースと一緒に提供する。

　ワイン（770円～）はスロベニア産を中心に赤・白・泡・ロゼ・オレンジをそろえる。奥野さんは「スロベニアワインはオレンジワインが有名。ナチュラルワインにも力を入れている」と話す。

　6月からはランチ営業も始めるという。奥野さんは「お客さまのニーズを聞いて店づくりに反映したい。ワインを飲むならここと言われる店になれたら」と意欲を見せる。

　営業時間は17時30分～23時（土曜・日曜・祝日は16時から）。月曜定休。