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第11回 東北の子どもたちへ笑顔をつなげ!RODY YOGA

  • 2012年5月31日

東北の子どもたちへ笑顔をつなげ!RODY YOGA 私が震災のあった東北エリアでヨガクラスを届けるボランティアをはじめてからもう一年が経ちます。最初は、がれきで車一台通るのがやっとの獣道しかなかった道路は整備され、木々の緑や、子どもたちの笑い声、元気に挨拶をしてくれる人も見えるようになり、以前の様子とはガラリと変わっているように見えますが、まだまだ復興は進んでいない状況です。
 はじめて東北に行ったときのことを、今も忘れません。津波にのまれてしまった街を訪れたとき、あまりの光景に言葉を失いました。そして真っ先に心に浮かんだのは子どもたちのことでした。
 「ここにいる子どもたちは、いったいどんな気持ちだろう」「少しでも心が明るくなるもの、カラフルなもの、楽しいものを届けたい」「そして、思いっきりはしゃいで楽しく遊べる機会をつくりたい」そのときの気持ちを今も忘れません。


子どもが笑顔になれば、みんな笑顔になる

子どもが笑顔になれば、みんな笑顔になる  子どもたちにヨガを教える機会を最初につくってくれたのは、宮城県亘理町という街でコミュニティカフェ「いちごっこ」をひらいて被災者の方に温かい食事を提供するためにがんばっている馬場照子さんという方でした。
 彼女は自分自身も被災されている立場にあるにもかかわらず、身を投じて毎日身を粉にして、今も活動を続けています。そのカフェで大人向けのヨガと、子ども向けのヨガクラスをしてほしいと依頼を受けました。
 私は、骨盤調整ヨガのクラスとRODY YOGAのクラスを開催させてもらいました。そこで感じたのは「子どもが笑うと、みんな笑顔になる」ということでした。孫が喜ぶ姿を見て、涙ぐむおばあちゃんや、うれしそうに写真を撮るお母さん、みんながとても幸せそうで、そのときその場所だけは、悲惨な現実を忘れさせてくれるくらい幸せな空気に満ちていました。
 それを見て、私はこの活動をずっと続けていくんだと、心に強く決意したのです。自分の子も、隣の子も、東北の子ども、日本中の子ども、自分が出会うことのできるすべての子どもが笑顔になるように。子どもたちが笑顔で生きられるような日本にしたいと心の底から感じたのです。
 被災地でのRODYヨガ開催の様子はこちらをご覧ください。


カラフルな気持ちで楽しくヨガを学ぶ RODY YOGA

 私がロディヨガをはじめたのは、今思うとほんのちょっとしたきっかけで、そこからいくつもの軌跡が重なり今につながっています。とあるヨガスタジオで担当していたキッズヨガのクラスに対種年齢に満たない小さな子が参加していたので、スタジオの片隅にあったロディをプロップ(道具)として使ってみたのが始まりです。
 そこから、ロディと楽しくできるヨガをいくつも思いついて遊びながらやっていたら、子どもに理解しやすく、また楽しく正しいヨガの練習ができることがわかり、子どもの心で楽しみながらプログラムをつくっていきました。
 最初はイベントなどでヨガを気軽に楽しめる機会をつくれたらいいなというくらいの気持ちでいたのですが、今では子どもだけでなく大人にも大人気のプログラムとなっています。

カラフルな気持ちで楽しくヨガを学ぶ

 イタリア生まれの乗用玩具のロディを使った親子ヨガ - Rody Yoga(ロディヨガ)。
 発達中の子供たちのからだをロディがやさしくサポートしながら運動神経、バランス感覚、心と知性の健やかな発育をうながします。ロディとキッズヨガの共通点はボディセンス・バランス感覚、心と知性を高めることにあります。ママとパパが自分らしい子育てを楽しむために生まれた「ベビーヨガ・キッズヨガ」とカラフルな「ロディ」が出会うことで、遊びながら、スキンシップしながら子供の体、心、知性が成長します。
 ロディを使うとヨガの基本となるポーズを簡単にとることができます。ママ、パパが子供のからだを支えながらヨガのポーズをとらなくても、ロディがあれば一緒に同じヨガプログラムが楽しめます。
 ロディヨガの特徴は子供に対してばかりではありません。親子で大好きになってしまうロディを使って遊びながら一緒にヨガをおこなうと、親は子供の頃の自分を思い出します。

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