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第9回 ストレスケア・精神的な疲労を解消する「ふたりヨガ」パートナーヨガワーク

  • 2011年5月1日

ふたりヨガ  今回は、身体の緊張をほどき、精神的な安定をはかるために効果的な「ふたりヨガ」「パートナーヨガワーク」を紹介いたします。
 過度な緊張による精神的な疲労や、内臓疲労、カラダの内的な働きが低下することは、呼吸の質を下げ、精神的なバランスを失う原因となります。カラダの柔軟な人と硬直した人の双方に同じストレスを与えるとよくわかるのですが、柔軟性の高い人ほどストレスを上手に受け止められます。硬直した身体をゆるめること、温めることがとても大切です。自分ひとりで行うヨガの練習よりも効果的に身体の力を抜いて、動きと呼吸に意識を向けることのできる「ふたりヨガ」で、脊柱をゆるめ、骨盤周りをゆるめるワークやお腹をやわらかくするワークを紹介したいと思います。


前屈と後屈を互いに与え合うパートナーヨガワーク

パートナーヨガワーク
パートナーヨガワーク
 前屈パートでは、お腹を深く引き入れ丹田を意識した呼吸を行うことで深くリラックスし、身体を芯から温めます。後屈パートでは、背骨も胸郭も気持ちよくひらき、身体を隅々まで伸ばすように行います。自然治癒力が高まり、気持ちも前向きになるヨガの効果を実感しましょう。

  1. 二人が背中合わせになり、一人【A】が長座(あしを前に伸ばして座る)、もう一人【B】がかがむ姿勢になる。Aが前屈を、Bが後屈のポーズをお互いに与え合うヨガです。
  2. Aの仙骨にBの尾骨が合うように座り、そのまま背中合わせにBが仰向けにAの背中の上に横になるように倒していく。
  3. 深く呼吸を意識して、30秒〜1分くらいポーズを維持する。ゆったりとしたリズムで深く呼吸をすることだけに意識を向けるようにして身体の力を抜いていくようにする。
  4. 軽減法として、腿とお腹が近づかない人は、膝の下にブランケットやクッションなどを敷いて行うと良い。
  5. AとBを交代して行う。


下半身〜骨盤・腸腰筋をゆるめるワーク

骨盤・腸腰筋をゆるめるワーク
骨盤・腸腰筋をゆるめるワーク
 下半身は、上体を支えるために緊張や滞りが起こりやすいところです。身体の深層(コア)にある腸骨筋や大腰筋をほどき、身体のバランスを整えます。足首・膝・腿・そけい部...など、歪みが特に起こりやすいところから、深層の筋肉まで、全身の力を抜いてリラックスした状態でパートナーワークを行うことで調整の効果が高まります。

  1. Aは足を腰幅に開き、仰向けに横になる。
  2. BはAの膝下を正座した腿の上にのせ、ふくらはぎを両手で包み込むようにして脚全体がしなやかに揺れ動くように、コロコロと転がす。Bの手先はまるくして、Aの身体からうまれるリズム、寄せては返すような動きにあわせるようにして転がすようにする。
  3. 身体が十分にゆるんでくる、またワークの与え方が適切だと、Aの頬まで揺れるように感じられる。
  4. 片足が終わったら左右を比べてみる。脚の長さが伸びていたり、足の開き方が整っていたりする。
  5. 反対側も同様に行う。
 

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