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第10回 トータルライフ・コーディネーター/こものちほ さん
地球をLOHASにラッピング 和の形とエコライフ

  • 2007年9月1日

地球をLOHASにラッピング
和の形とエコライフ

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第10回 トータルライフ・コーディネーター/こものちほ さん

profile
慶応義塾大学工学部応用化学科卒業後、株式会社宮崎放送入社。ラジオ番組制作ディレクターとして番組の企画・制作を経て、アナウンサー、ラジオ・パーソナリティーやライターとしてエッセイ連載やインタビュー記事を手がける。
同時にフィニッシングスクールにてマナー講師の資格を取得。ビジネスマナーから冠婚葬祭のマナーまで、カルチャースクールや企業の社員研修等で幅広く活動。
さらに、ギフトラッピングコーディネーター、和風ラッピングコーディネーター、テーブルコーディネーターの資格取得後は、トータルライフ・コーディネーターとして、活動の幅を広げ、フリーランスとして、ラジオのパーソナリティ、ラッピング協会、カルチャースクール講師、サロン主宰、TV出演など、各分野で活躍中。
ラッピング・コーディネーター、Salon de Comono 主宰、ラッピング協会資格認定委員、テーブルコーディネーター、ふろしき研究会会員、マナーインストラクター

ラジオ・パーソナリティやマナー講師、そしてラッピング&テーブルコーディネーターなど幅広い分野で活躍されているこものちほさん。「風呂敷」の素敵な使い方など、そこから学べるモノの大切さやエコライフの輪を…

風呂敷でエコライフ

最近では若い女性を中心に風呂敷の人気が高まっていますが、こものさんが風呂敷に興味を持ったいきさつなどお話いただけますか?

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 私はもともとマナーの講師をしていました。マナーと一口にいっても、冠婚葬祭から食事、ビジネスマナーに至るまで多岐にわたっています。もちろん私は全部にかかわっています。その中で、贈り物のマナーの講座のときにラッピングが一緒にできたら受講生は喜んでくれるだろうな、と考えてラッピング・コーディネーターの資格をとりました。

 しかし、ラッピングというと包装紙とリボンを使う、いわば『洋』のもの。洋を知れば和も知りたくなります。そこで『和』のラッピングである「風呂敷」に注目しました。日本にはこんなに便利な和のアイテムがあることに気づきました。そのころまだ風呂敷はあまり活用されていませんでした。

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 その時京都に「ふろしき研究会」があるのを知り、そのセミナーに参加したところ、日本古来の包み方から新しいアレンジまで、風呂敷の魅力を再発見することができました。そしてReuse(再使用)できるエコアイテムであるということを認識したのです。『このまま私だけが知っているのはもったいない。是非、私のラッピングの教室でも紹介したい。』と思いました。

 そこでその場で「ふろしき研究会」主宰の森田さんに『私のラッピング教室で風呂敷の使い方を御紹介してもいいでしょうか?』と申し出たところ、快く許可してくださったのです。そこから私と風呂敷のつながりが始まったのです。

エコへの取り組み

戦後ライフスタイルの欧米化で、だんだんと風呂敷が使われなくなっていきましたが、最近の風呂敷の人気の背 景のひとつは“エコ”ですよね。エコへの取り組みとして他にどんなことをされていますか。

 エコへの取り組みというと、私たち主婦はお買い物ですね。お買い物にはマイバッグを使います。私は週末に1週間分の食材を車でスーパーマーケットに買いに行きます。その時にそのスーパーの消費者用のバスケットを2個持っていきます。このバスケットは清算した後用で、スーパー内のレジかごとは色分けされていて、1個315円で売っています。これを持っていけばレジ袋がいらないのでかご1個につきスタンプが1個もらえてそれが20個たまると100円分の買い物ができます。このバスケットのよさは、レジ袋をもらわなくてすむのはもちろん、レジかごから袋に入れ替えることなくそのまま持って帰れるということです。

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 買い物以外には家庭のゴミについてなるべく減らそうと気をつけています。私は仕事で企画書や原稿を書いたり、コピーをしたりするので紙のごみが出るんです。ですからなるべく有効に使うように、書き損じの紙などはプライベートで裏面をもう一度使うようにしています。

 それから仕事上では、ラッピングを教えるときには包装紙を無駄にしない使い方やリボンを経済的に使う方法を必ずお話しするようにしています。

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