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第9回 医師/斎藤糧三さん
今年6月「世界標準のアンチエイジング」に出会う。

  • 2007年4月1日
 

今年6月
「世界標準のアンチエイジング」に出会う。

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第9回 医師/斎藤糧三さん

profile
開業医、斎藤信彦の三男として東京に生まれる。地域の産婦人科医療と先進的なホルモン療法を身近に育つ。
1998年日本医科大学医学部卒。日本医科大学産婦人科学教室入局 麻酔科をローテート、その後石原櫂輔教授の指導のもと産婦人科超音波診断学を学ぶ。2003年日本産婦人科学会認定医。父の産婦人科診療所を手伝う傍ら、美容クリニックにて美容皮膚科を中心にアンチエイジング治療に携わる。2005年 日本における分子整合栄養医学の父である金子雅俊先生より分子整合栄養医学による栄養療法を学ぶ。米国セネジェニクスにて総合ホルモン療法トレーニングをフルプログラムで受ける(日本人初)。
2006年トータルアンチエイジング上原クリニック開業。2007年トータルアンチエイジングジャパン運営会社、株式会社TAS(Total Anti-Aging Solutions)設立(同CEO) 日本産婦人科学会認定医・日本臨床抗老化医学会認定医・日本抗加齢学会会員 米国抗加齢医学会会員・米国先端医療学会会員・Institute of Functional Medicine会員・ Cenegenics Japan パートナー医師

2007年6月15日から3日間、東京で「トータルアンチエイジングジャパン〜アンチエイジングの夜明け〜」と題した第一回の国際学術イベントが開催されます。一般の方も参加が可能ということで、事務局長の医師/斎藤糧三さんにお話を伺いました。

“アンチエイジング医療”とは…

LOHASアカデミーの講座でも「アンチエイジング」の講義をされて反響があったようですね。そしてアンチエイジングの市場は広がっているようですが、何故いま、アンチエイジングが受けているのでしょうか?

 アンチエイジングを実現するためには、エイジングのプロセスを理解する必要があります。そのためには、その個体が両親から受け継いだ「遺伝的要素」と、現在まで何を食べ、どんな空気を吸い、皮膚・口・鼻などからどのようなものを体内に取り込み、何をしてきたかという「環境因子」によって規定されます。それら遺伝的背景と環境的背景を分析し、今ある「個体にとって望ましい状態」に近づけるための医学的アプローチ、それが「アンチエイジング医療」です。

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LOHAS アカデミー講座での斎藤糧三さん

 「いつまでも若々しく、キレイでいたい」特に女性にとっては永遠の願いなのではないかと思います。これらの願いを叶えるべく、アンチエイジング市場は拡大しているのではないでしょうか。

 アンチエイジングとは、日本語でいうと「抗老化」ですが、ヴィジュアル(視覚的)なことを対象に使われることが多いようです。今後は、私どもが提唱しております“トータルアンチエイジング”という決定的なジャンルも加わりますので、市場はさらなる急成長を遂げると考えられます。

“トータルアンチエイジング”とは…

お話にありました“トータルアンチエイジング”とは、何ですか?

 これまでのアンチエイジングは、先にのべたようにヴィジュアルな抗老化を指す意味で使われていますが、“トータルアンチエイジング”はそれにとどまらず、むしろ機能的老化を制御する過程で、ヴィジュアルのアンチエイジングも達成されていく。体内に最適な代謝環境をつくり、かつ、それをもつことにより、健康で調子がいい状態を維持することができるというものです。

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ヴィジュアルに特化しただけのアンチエイジングと区別するために、私どもは“トータルアンチエイジング”という言葉を使っています。最近話題の「メタボリックシンドローム」対策も、不適切な代謝を最適化するという観点から、アンチエイジング治療の対象になります。

 例えば、最近流行のサプリメント。説明書の通りに「一日○錠を目安に」飲まれている方、多いのではないでしょうか。世の中には「お酒が強い人」と「弱い人」がいます。これは、代謝の量やスピードが違うことが起因します。このお酒の例と同様、サプリメントでも「からだに必要な量」と「それを充足させるために飲むべき量」は、おひとりおひとり違うのです。

 その上、日本の多くのサプリメントは「栄養不足で健康被害がおきないであろう、栄養所量」を基準に処方されていますので、情報処理量が多くストレスにさらされている人は、おおむね栄養の消費量が多く、その基準量では栄養不足になっていることがあります。

 いま、正しい健康獲得のための具体的な指針が必要とされているのです。それが“トータルアンチエイジング”の目指すところです。

先生のクリニックではどのようなご相談が多いですか?

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 “トータルアンチエイジング治療”を希望される患者様が徐々に増えつつあります。他の病院で改善されなかった病気が、栄養とホルモン投与による代謝の最適化治療によって大幅に改善した、というケースも非常に多いです。

調子が悪いのに「血液検査結果が基準値内だから異常ありませんよ」などということは絶対しません。とことん患者様の訴えにお応えできるのが、アンチエイジング医療の特徴でしょう。

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