ホットケーキ / (C)Satoru/KADOKAWA
管理栄養士、学術博士であり、また3人のお子さんのお父さんでもあるSatoruさん。
提案するスイーツのレシピは、「混ぜる」が基本です。なるべく手順をシンプルにして、すべての重要ポイントを解説。しかも、できあがりがバツグンにおいしいものばかり。
素敵なお菓子を作りたい方はもちろん、お菓子作りは難しそうと敬遠していた方、なかなか思い通りに仕上がらない方も、参考にしたいポイントがたくさん!
SNSで10万人以上が絶賛するお菓子研究家・Satoruさんによる、見た目も味も感動するスイーツレシピをご紹介します。
※本記事はSatoru著の書籍『ほぼ混ぜるだけで【感動】スイーツ』から一部抜粋・編集しました。
ホットケーキミックスがなくても手軽に / (C)Satoru/KADOKAWA
ホットケーキミックスがなくても手軽に作れる
ホットケーキ
そのまま食べるのはもちろん、バターやシロップ、アイスやホイップクリームをトッピングしてもおいしいです。あればホットプレートを使うときれいに焼けますよ。
【材料】
小さめの生地4~6枚分
A 卵……50g(1個)
牛乳……40g
生クリーム……40g(牛乳でもOK)
グラニュー糖……30g
バニラオイル(バニラエッセンスでもOK)……好きなだけ
B 薄力粉……100g
ベーキングパウダー……5g
[仕上げ用]
バター……適量
【下準備】
□ボウルにザルを重ね、Bを量って入れる。
□ホットプレートは160~180℃に設定し、温めておく(ホットプレートがある場合)。
・水を垂らしてみて、ジュッと蒸発するくらいに。
【作り方】
【生地を作る】
1. 下準備したものとは別のボウルにAを表記順に量って入れ、そのつど泡立て器で混ぜる【a】。
・入れすぎると戻せないので、心配な場合は1つずつ計量して。
泡立て器で混ぜる / (C)Satoru/KADOKAWA
2. Bをザルでふるって1に加え、大きめのスプーンで粉っぽさがなくなるまで切るように混ぜる【b】。
スプーンで混ぜれば、生地を焼くときにそのまま使えて便利。
スプーンで粉っぽさがなくなるまで切るように混ぜる / (C)Satoru/KADOKAWA
【ホットプレートで焼く】
3. 160~180℃のホットプレートに2を適量ずつ(直径12cmくらい)流し入れ、まとめて焼く【c】。ホットプレートがない場合はフッ素樹脂加工のフライパンを中火にかけ、温まったら生地を1枚分ずつ流して焼く。
適量ずつ(直径12cmくらい)流し入れ、まとめて焼く / (C)Satoru/KADOKAWA
4. 表面が乾いてプツプツと気泡が出たら裏返し【d】、裏面も焼き色がつくまで焼く。器に盛り、バターをのせる。
・きれいな焼き色をつけるためには、途中で生地を触らないこと。
裏面も焼き色がつくまで焼く / (C)Satoru/KADOKAWA
POINT
●生地に生クリームを入れた場合は、冷めてもふかふかでおいしいです。
●生クリームを使わず、牛乳80gで作るとふわもち食感になります。
◆おいしく作るためのチェックポイント
1)なるべくきちんと計量する
材料の配合は、何度も試作をしてたどり着いたベストな配合となっているので、おいしく作るにはレシピ通り正確に量ることをオススメします。ただし、どうしてもの場合は端数のgを多少切り捨てたり切り上げても大丈夫です。また、できれば材料は量ってから作り始めましょう。
2)混ぜ方を使い分ける
「混ぜる」と一口に言っても、その方法はさまざま。しかし、この混ぜ方がおいしく作るための重要なポイントになってくるので、3つの混ぜ方を覚えておきましょう。
◎すり混ぜる…バターや卵に砂糖を加える際など、本書で「すり混ぜる」や「混ぜる」と書いてある場合はこの混ぜ方。泡立て器やゴムベラですり込むようにして、砂糖が溶けるまでしっかり混ぜましょう。
◎ぐるぐる混ぜる…メレンゲやホイップクリームを別の材料に加える際など、ひとすくい分だけ入れて泡立て器で円を描くようにする混ぜ方です。このあと残りの材料を加えたときになじみやすくなります。
◎切るように混ぜる…ゴムベラを縦にしてボウルに入れ、底からすくい上げるように、練らないように混ぜる方法。泡立てた卵生地に粉類を加える際など、ふくらんだ気泡をつぶさないためにこの混ぜ方をします。
◆注意事項
●卵(全卵)は、特に指定のないものはMサイズ(50g)を想定しています。Lサイズの場合は卵白1個分の分量が多くなりますが、そのまま使っても大丈夫です。正確に量る必要のあるものは表記しています。
●生クリームは乳脂肪分40%のものを使用しています。
著=Satoru/『ほぼ混ぜるだけで【感動】スイーツ』