「箱庭たまご」の中でも一番人気の「茜」は、真っ赤な黄身が特徴
もうすぐ母の日。
毎年この時期になると、さて今年はなにを贈ろうか、と迷うんですよね。
そんなときに編集部のYさんに「卵なんてどう?」と、1玉300円超の高級卵のブランドを教えてもらいました。
贈りものに「卵」なんてこれまで考えたこともありませんでしたが、たしかに”自分では買わないけど、もらったら嬉しいちょっといいモノ”であり、手元に残らない”消えもの”。プレゼントの条件としては最適といえます。
贈る前に、まずは自分でその味をたしかめてみたくなり、取り寄せてみましたよ!
昔ながらの農家の庭先でのびのび育てた”しあわせなたまご”
今回お取り寄せしたのは、栃木県の養鶏場でつくられている「箱庭たまご」。
鶏たちがのびのびと過ごせるよう、自由に動き回れる広々とした環境で平飼いされ、食事や飲み水にも配慮しながら愛情たっぷりに育てられてた卵です。
私自身、高級卵のお取り寄せは初めて! 期待に心を弾ませながらダンボールを開封しました。
宅配便で届いたダンボールをさっそく開けてみる
開けてみると、頑丈な包装!
卵が割れない頑丈な梱包!
一番上に、万一卵が割れていたときの対応についても記した用紙も入っていました。もし割れていても、宅配会社が回収に来てくれて、早急に新しい商品と交換してくれるとのこと。これは至れり尽くせりです。
もし卵が割れていたときの対応もすばらしい
「箱庭たまご」は3種類ありますが、今回は「茜」と「凛」を注文。
今回お取り寄せしたのは「茜」と「凛」
ふたを開けると、1玉300円超の高級卵がお目見え! 値段を知っているからでしょうか、キラキラと輝いて見えます!
これが、1玉300円超のたまご!
卵1つ1つに緩衝材が敷かれているのも、安心できるポイント。こういうところからも仕事の丁寧さが伝わってきますね。
割れないように卵の下にも緩衝材が入っている
さっそく箱庭たまごの中で最も人気のある「茜」を割ってみると…黄身が真っ赤!! 濃厚なうまみが詰まっていることが、食べずとも伝わってくる色をしています。
「茜」の黄身は真っ赤!
この赤色の正体は、アスタキサンチン。「茜」はアスタキサンチンを配合した飼料を与えて育てているため、卵にもアスタキサンチンがたっぷり含まれているそうです。アスタキサンチンは鮭やえび、かになどに含まれている赤色の天然色素の一種。抗酸化作用が強く、美容や健康の分野でも注目されている栄養素なんですよ!
また、えごまや魚粉も贅沢に与えられているため、味が濃厚で、うまみ成分となるアミノ酸も豊富だといいます。
そして、新鮮な卵は弾力もすごい! 箸でつまんでも簡単にはつぶれません。
箸でつまんでも、簡単にはつぶれない
コクもうまみも濃厚。究極の卵かけごはん
商品説明に「まずはTGK(卵かけごはん)で」と記されていたので、高級卵に失礼のないよう炊きたてのご飯を用意して、さっそくいただいてみました。
ごはんの上に落とした卵は、つやつやで宝石のよう!
炊きたてごはんの上に高級卵を落として
美しすぎるTGK(卵かけごはん)
しょうゆをかけて、黄身をくずす瞬間もたまりません…!
しょうゆをたらして
黄身をくずす瞬間も楽しい!
熱々のごはんとともに食べてみると、卵のうまみが濃く、驚くほどコクがあります。白身はぷるぷるで、黄身はとろ~り濃厚。生卵特有の臭みもなく、後味までおいしいのも衝撃でした。
朝ごはんにこんな卵かけごはんが出てきたら、1日中幸せに過ごせそうです。
最近物価高で節約ばかりを意識して生活してきましたが、たまにはこういう贅沢も必要だよなぁ…としみじみ感じました。
すき焼きや親子丼にすれば、自宅で高級店のような味が楽しめる!
もう1つ、やってみたかったのがすき焼き。
甘辛く煮た肉を、この濃厚な卵にからめたらきっと絶品に違いありません。
結果はもちろん大正解。卵のコクと肉のうまみが相まって、まるで高級料理店に来たかのようなおいしさが口いっぱいに広がりました。これが自宅で楽しめるなんて…贅沢すぎます。
濃厚な卵は、すきやきにつけても最高!
加熱した卵も食べてみたくなったので、親子丼も作ってみました。
玉ねぎととり肉を煮たフライパンに卵を注ぐと、わ~鮮やかな赤色!
卵の色が驚くほど鮮やか!
火の入れ過ぎに注意して、半熟の状態で器へ。
とろとろの半熟がおすすめ
三つ葉をのせれば、とろとろ濃厚な親子丼のできあがり。
専門店さながらの真っ赤な親子丼
普段通りに作ったのに、卵が変わるだけで専門店の親子丼みたいに仕上がりました。いうまでもなく、こちらも格別のおいしさ。夕飯に出したら、家族から歓声が上がりましたよ!
味わいも格別
みんなに好まれる「凛」。紅い卵が苦手な人にもおすすめ
「凛」は、天然ハーブのマリーゴールドを配合した飼料を食べた鶏が産んだ卵。天然ハーブ由来のルテインを豊富に含んでおり、すっきりとした切れ味が特徴です。
「凛」は、天然ハーブのマリーゴールドを配合した飼料を食べたにわとりが産んだ卵
「凛」と「茜」を比べてみると、こんな感じ。
「茜」は紅色、「凛」は橙色
2つを比べると「茜」のほうが黄身の色が赤いですが、「凛」も一般的な卵に比べると濃い色をしています。「茜」が赤色なら、「凛」は橙色、という感じ。
「凛」も、茜に負けず劣らず、味わいは濃厚! いつも食べ慣れている卵のコクとうまみをより濃くしたような味わいで、こっちのほうが好きという人もきっと多いと思います。
日常使いするなら、基本飼料のポストハーベストフリー飼料で育った鶏が産んだ「萌」がおすすめ。こちらも栄養価が高く、昔、自宅の庭で飼っていたにわとりが産んだ卵のような、新鮮な味わいが楽しめますよ。

今回は10個パックをお取り寄せしましたが、贈りものにするなら「茜」「凛」「萌」の詰め合わせギフトがいいかも。3種の高級卵を食べ比べられるなんて、卵が好きな人ならきっと喜んでくれるはずです。赤、黄、緑のカラフルな箱もおしゃれです。
「茜」「凛」「萌」3種詰合せギフト 2400円(税込)
近所ではなかなか手に入れることができないちょっと贅沢な卵は、大切な人への贈りものにぴったり! 卵好きの方は、ぜひ自分用にもお取り寄せしてみてくださいね。
調理・文=斉藤久美子