仲良し家族が教える、「ごっこ遊び」で家族の絆を深める方法とは? / (C)おうちごっこ ヒロアキ/KADOKAWA
子どもに言うことを聞かせるのは一苦労。「お風呂に入ってくれない」「おもちゃを片付けてくれない」「野菜が嫌いで食べない」などなど、頭を抱えるお父さん・お母さんも多いはずです。
ですが、取り入れるだけで子どもが主体的に動くようになり、親も叱らず、家族全員が笑顔になる「遊び」があります。その名も「ごっこ遊び」!
人気YouTuber「おうちごっこ」のヒロアキさんによると、「ごっこ遊び」は子どもの想像力や社会性を養うことができる上に、家族みんなで楽しめて絆が深まるとのこと。
今回はそんなヒロアキさんが、子どものあるあるな「ぐずり」を解消してくれる「ごっこ遊び」を紹介してくれます!
※本記事はおうちごっこ ヒロアキ著の書籍『家族を笑顔にする32チャレンジ おうちごっこの子育て1年生』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。
「お風呂、入りたくなーい!」な子には
「スペシャルケアごっこ」できっかけづくり!
「お風呂、入りたくなーい!」な子には、“スペシャルケアごっこ“できっかけづくり! / (C)おうちごっこ ヒロアキ/KADOKAWA
次の行動に移すことを面倒だと感じることは、大人でもありますよね。今していることを中断したくない、次の行動に魅力を感じないという理由もあるでしょう。
それを払拭するのがきっかけづくり。実況中継風に服を脱ぐとか、ダンスをしながらお風呂まで行進するとか、とにかく楽しい雰囲気をつくってお風呂場に誘導を!
「お風呂に入りなさい!」と言ってしまうと、強制になります。あの手この手を試しながら、昨日と今日では方法を変えるなどして、毎日、チャレンジしていきます。我が家は最近、入浴剤がお風呂に導いてくれています。
「片付けしたくなーい!」な子には
「お片付け選手権ごっこ」で片付けスイッチオン!
「片付けしたくなーい!」な子には、“お片付け選手権ごっこ”で片付けスイッチオン! / (C)おうちごっこ ヒロアキ/KADOKAWA
どこになにがあるかを把握するためには、ものの置き場所を決めておく必要があるのです。「あったところに戻す」という行動だと考えれば、片づけのハードルが少し低くなります。
ぬいぐるみの置き場所、小さなおもちゃを入れる袋や箱、本の棚というように、片づけができる環境を整えてみてください。片づいている空間になると、精神状態もよくなるそうです。我が家は、妻のみきちゃんが常にきれいにしてくれているので、いつも快適です。私はというと、仕事部屋を片づけるので精一杯……(きれいですよ)。
「宿題やりたくなーい!」な子には
「家庭教師ごっこ」でやる気アップ!
「宿題やりたくな―い!」な子には、“家庭教師ごっこ”でやる気アップ! / (C)おうちごっこ ヒロアキ/KADOKAWA
娘のまーちゃんが問題を解いているとき、間違った答えを書いていても、みきちゃんは口出ししません。答え合わせのときに間違ったところを教え直すようです。考えこんでいるときも、本人から要請がなければ見守っています。
また、問題が解けないとき、一歩前に戻ることも大切だと感じています。2桁、3桁の計算で答えがなかなか出ないときは、1桁の問題に戻ります。すると、2桁もできるように。子どもはどんどん新しいこと、難しいことをやりたがり、その好奇心に応えるのも重要ですが、やはり基礎があってこそだと思います。これは運動や音楽なども同じかと。
〜〜
「ごっこ遊び」は、子どもと親を笑顔にする魔法の遊び。ぜひ、ご家族でチャレンジしてみてください!
文=茂木有芽
【著者プロフィール】
おうちごっこ ヒロアキ
1992年、東京都生まれ。父・ヒロアキ、母・みき、娘・まーちゃんの3人家族のYouTuber。熊本県で暮らしながら、家族でのごっこ遊びやリアルすぎるおままごとの動画が人気を集めている。YouTubeの登録者数は97万人を超え、SNSの総フォロワー数は182万人に達している(2025年12月現在)。
著=おうちごっこ ヒロアキ/『家族を笑顔にする32チャレンジ おうちごっこの子育て1年生』